一生分の幸せ
少しずつ食欲が戻ってきた私に、母がランチに誘ってくれました。「今年の誕生日は、あなたの退院祝いも兼ねて、一緒にご飯でも食べたくて。」そう言われ、母にとってプレゼントよりも時間の共有をとても大切にしていることを思い出し、喜んで約束。そして、当日指定されたお店に行くと、嬉しそうに思いがけない話をしてくれ...
-自分らしくいられる場所-
少しずつ食欲が戻ってきた私に、母がランチに誘ってくれました。「今年の誕生日は、あなたの退院祝いも兼ねて、一緒にご飯でも食べたくて。」そう言われ、母にとってプレゼントよりも時間の共有をとても大切にしていることを思い出し、喜んで約束。そして、当日指定されたお店に行くと、嬉しそうに思いがけない話をしてくれ...
ゆっくり回復に向かいながら、廊下を歩いた朝。病室から、術後にもがいていた個室までの距離が10mもないことに気づき、こんな距離が自力で歩けなかったのかと、笑ってしまいました。そして、息子を出産した後に入っていた個室を横切り、その時に借りたヘアドライヤーの位置までそのままで、8年という歳月を感じながらも...
息子の学校帰宅時に合わせて行われる、防犯パトロール。先月も順番が回ってきたので学校近くまで出向くと、お友達とのんびり帰っている姿を発見し声をかけました。「ゆっくり帰るから先に行っていていいよ。」とあっさり言われ、図工で作った作品を自転車のかごにズボッと入れられ、バイバイ。家ではあんなに甘ったれなのに...
両膝のリハビリで、プールに通い始めた母。それはいいことだと応援していたある日、急に連絡が入り、「初回で30分しかやれなくて、余裕があるからRを見てあげるわよ。30分後に連れてらっしゃい。」というあまりにも展開の早い内容に困惑。気合いを入れて行ったはいいけど、エネルギーを持て余してしまった?!と半分笑...
マスクが売ってないなと開き直っていたここ最近、そんなマスクの大切さを思い出した珍事件。まだ一人暮らしをしていた頃、冬休みに入り、母が祖父の入院先に付きっきりだったので、交代しようと思い、名古屋駅まで迎えに来てもらった時のこと。介護で気を張っているせいか、どこか母が逞しく見えて、少しの間こっちにいるか...
平日に母宅へ呼ばれ、ちょっと気合いがいるなと思ったものの、あまり避けてばかりではいけないと思い出向くと、色々な食材を渡してもらい、警戒していたことをちょっと反省。息子に会いたそうにしていたので、学校までの道を教え、途中で会えるからと伝えると、喜んで歩いて行きました。膝のリハビリ、とにかく無理なく歩く...