1000字に込めた想い

私がまず書いているのは、Wordの真っ白い原稿。
何もない状態から、少しずつ文字を打ち込んでいく感覚がとても好きです。

以前、職場の先輩がお洒落なレターセットをプレゼントしてくれました。
「手紙で自分の気持ちを表現すると、とても素直に書けると思うから。大切な人に書いてあげてね。」
言葉を発するよりも、書く方が正直になれる、先輩には気づかれていたようです。

以前の記事、「隠れ左利き」でも触れたのですが、私は元々左利き。でも、鉛筆は右。
だから、両手が使えるパソコンのキーボードが嬉しくて仕方がないのかもしれません。
右手も左手も、同じように使えて、自然に書けるこの感じがとても心地良い。
でも、できればテンキーは左にあってほしい・・・。

育児中に取りたいと思った資格を、関西にある大学の通信教育で学びました。
高校3年生の時、姉が大阪で勤務し、私に関西の大学を受験して一緒に住もうと言ってくれたのですが、家族に寂しい思いをさせたくなくて、地元の大学を選びました。
これは自分で決めたこと。
大きなターニングポイントでした。
精神的に弱かった母を自分の手で支えたかった。その決断に今でも後悔はありません。

だから、関西の大学に書類を送って、学生証が届いた時は気持ちが溢れ出しました。そこのキャンパスに足を踏み入れることはできなくても、所属して学ぶことができる。
ママになっても女子大生!やった~。小さな夢が叶ったようでした。
全てパソコンからの筆記試験やレポート提出は、1000字前後でまとめる。
起承転結になっていたかは怪しいけど、自分の文章が書けていたかな。
すごく大変だったけど、沢山の方達に応援されて取った大切な資格です。

その当時やっていたFacebookでたまたまそこの大学の先輩が私に気づいてくれて、友達になり、試験に躓いて苦戦している時に、アドバイスをくれました。
「今までの勉強方法は変えず、ウィークポイントを潰すこと。そして、自分の力を信じること。」
大学の通信教育は孤独との戦いだったので、心に沁みたメッセージ。
全然知らなかった方が、自分のことのように心配し応援してくれる、それをインターネットの社会の中で感じられたことが、今に繋がっています。

試験内容の中で、情報化社会についても少し学びました。
自分の知識や経験はそこまで生かされないかもしれませんが、1000字だけでなく、行間にも沢山の気持ちを乗せて、届けようと思います。
人の心に触れるのは、決して簡単なことではないけど、伝えたい。

先輩、いつの日か気づいてくださいね。
自分の力を信じて、頑張ります。大学の皆さん、ありがとう。