懐かしい想いが込み上げる珈琲専門店

週末、夫が仕事だったので、息子が大好きなコメダ珈琲に行ってきました。
愛知県出身の私は、やはり何とも言えない懐かしさで温かい気持ちになります。

お店に向かう途中、自転車に息子を乗せて信号待ちをしていたら、「ママ~、<う>がつく動物な~んだ?」といういつものクイズ。
「うさぎでしょ!」と普通に答えると、「ブッブ―。正解はキリンさんでした~。」
「<う>はどこいったのよっ!!」あかん、だんだん腹が立ってきた!
ふと振り返ると、後ろにいたおじさんがやや半笑いで、間抜けな会話が丸聞こえだったらしく、恥ずかしい思いをしてしまいました。我が家にとってはこれが普通の会話なんですよっ。

コメダの目的はもちろんモーニング。
息子は常連さんなので、席に座る前にちゃっかり置いてあるおもちゃと絵本をゲット。
私は卵ペーストのセットとミルクコーヒー。息子はゆで卵のセットとカルピス。
カフェオーレよりもさらにミルクの割合が多いこちらのメニューは個人的に好きです。

4人席でも向かい合うことなく横並びで座り、世話を焼きながら二人で完食。その後、息子がおもちゃで遊びだしてくれたので、ぼんやりしていたら、高校時代の男友達を思い出しました。いつの間にかすっかりコメダ友達になっていて、よく待ち合わせをしてモーニングを楽しむことに。

大学生になってもその習慣はそのままで、小さくて軽い携帯電話が流行っていた時、私が付けていたクマのマスコットが携帯よりも大きくて、「携帯が軽くても意味ないじゃん!」と散々突っ込まれて大爆笑された楽しい朝の時間でした。
その後、友達には先に帰ってもらい、こっそり一人で勉強タイム。
私が利用していた店舗は笑ってしまうぐらい広かったので、混んでいない時は少しぐらい許されるかなといつもドキドキしながらテキストを開いていました。
自宅よりも外の方が集中できた、図書館以外の勉強場所、スタッフさんには今でも内緒。

友達には何も気づかれずに、ただ楽しいひとときを過ごしたかった。
きっと、「普通の女の子」でいたかったんだと思います。後ろに抱えているものは隠して、コメダで楽しんでいる間は、そっと荷物を下ろしている時。
友達を見送って、お店の中で一人になった後、元気を分けてもらってからの集中力は有難かった。
こうやって沢山助けられて、バランスを取っていたんだろうな。

と、コーヒーとバターの匂いに包まれていたら、「ママ~、あきたこまちを動かして~。」
「だ~か~ら~、これは秋田新幹線の<こまち>だってば!」
絶妙なタイミングでいつも現実に戻してくれる息子。

どの席に座ってもゆったりシートで、長居してくださいの優しい気持ちがお店全体に感じられて、モーニングのサービスがずっと残っていることや、ミルクコーヒーの味がそのままであることが、堪らなく嬉しかったカフェの時間。息子の豆がしお土産付き♡