男のママがすっかり板についてしまい、ジーンズの楽さを覚えてしまった今日この頃。
息子と公園に遊びに行った時、予定をしていなかったお砂遊びに付き合わされ、慌てて結婚指輪を外し、ポケットへ。
一緒にお山を作り、トンネルを作り、落ちていたどんぐりで山を飾り、飽きてしまって壊すという定番の流れで盛り上がり、手を洗って帰りました。
自宅に戻るとおやつ~、一緒に遊ぼ~とうるさかったので、バタバタしながら砂の付いたジーンズを洗濯機に投入。翌日、指輪をはめようと思ったら、ない!前日の記憶もない!どうしようと慌てふためきました。
夫と息子を冷静なふりして送り出し、昨日の記憶を辿ってみる。あっ!と干してあったジーンズのポケットを探してみると、ようやく発見!!それ以来、息子と遊ぶ時は指輪をはめないことにしました。あって本当に良かった。
無くしていたら、立ち直れなかっただろうな。
結婚指輪は、アクセサリーでもあり、旦那さんに守られている意味もあり、私が好きな丸い形。
『愛に終わりがないことを意味する』と欧米人の牧師さんが教えてくれました。
職場の先輩も、仕事中に指輪がない!と言って大騒ぎに。
結局自宅にあったというオチだったのですが、みんな世界に一つだけの価値を知っているからこそ、無くなると慌てますね。大切なんです。
一番好きなアクセサリーはネックレス。学生の頃から少しずつ集めていて、息子を抱っこする時にちぎられてしまわないように、ここ数年つけることをやめていました。
久しぶりに見たら、錆びついているものもあり、磨くことを忘れていたと軽く反省。
姉と母がヨーロッパに二人で旅行に出かけた時、私が祖父の面倒を見ているから気にしないで楽しんできてねと送り出したことがありました。
水と油のように全く性格が合わない二人は、現地で大喧嘩。それでも、一緒に行けなかった私の為にティファニーのネックレスを二人で選んで買ってきてくれました。
喧嘩するのは最初から分かっていたこと。そんな状態でも、私を想ってくれた二人の気持ちは同じ方を向いていた。お土産に込められた“ありがとう”が本当に嬉しかった。
そのネックレスを持ってティファニーのお店で磨いてもらったら、黒ずんでいた色が、見事に光って、胸が詰まりました。
学生の頃、沢山傷ついていた時、ある人が言ってくれました。
「傷ついた石を、自分の手で磨いたら、原石よりもきっと光るよ。」と。
錆びついていたアクセサリーが、大事なことをよみがえらせてくれる。
自分を磨くことを忘れない。