「 岐阜 」一覧

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一滴の涙

岐阜の小学校にいた頃、母が月命日で住職さんがいらっしゃるということで、祖父の様子を見ることも含めて、月に一度一人で名古屋に帰っていました。その時、学校から帰宅すると急に気分が悪くなってしまい、姉が大慌て。自力で起き上がれない妹を心配し、父が帰るとすぐに夜間診療に連れて行ってもらうことに。そこで受けた...

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楽しいを紡ぐ

今日は待ちに待った遠足。2年連続コロナの影響でバス移動はなく、市内の散策だったので、息子はずっと楽しみにしていました。「ママ、天気は大丈夫?」「晴れそうだよ。良かったね!」そんな会話を何度繰り返したことか。そして、前日に持ち物の確認をして、日本シリーズ第3戦を観ることに。すると、画面の右上を見てひと...

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心地の良い人

ホルモン治療を始めてから、シェアオフィスに行く回数がすっかり減ってしまい、それでも、挨拶をするようになっていた黒人の綺麗な女性の方が、私に気づき、ガラス越しから手を振ってくれました。きれいな人、お会いする度にドキドキしてしまい、洗練された女性ってこういう人のことを言うのかなと毎回嬉しい気持ちになりま...

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今ある幸せ

いつものように宿題を見た後、息子が凹みながら伝えてきました。「明日苦手な音楽があるんだよ~。だから、学校に行きたくない。あっ、でも理科が二時間連続だった。やっぱり行く~。」単純やな。音楽の重さよりも、理科二時間の気持ちの軽さが勝ったのね。「お母さんも図工の前の日はなんとなく憂鬱だったから分かるけど、...

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野球を愛すること

息子が私と野球をやりたいと言い出し、近くの公園でカラーボールと柔らかいバットを持って本気の練習が待っていました。プニプニのボールなのでそんなに飛ばないかと思いきや、フルスイングをするので呆気なく飛んでき、ロングスカートを履いた状態で右往左往。「ちょっと~。取る方も大変だから交代する!」と言うと、おと...

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名古屋での別れ

名古屋二日目の朝、両親と別の部屋で、息子は私と慌ただしく身支度。これは場所が変わっても変わらない。8時にホテルを出て、父が行きつけだった喫茶店へ向かいました。メニューを見て仰天!「これ、全部330円なの?!」ホットドッグやサンドイッチなど種類も多く、店主の手作りで、紅茶を頼んだら気合いの入ったホット...

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本気のメッセージ

姉との三回目のカフェは、心療内科の後に待ち合わせをすることに。そして、前日彼女から気遣いのLINEが。『診察後、もし気分が乗らなかったらドタキャンしてもかまわないのでその時の心のままに動いてね~』カウンセリングに通い、その後に沢山の思考が回り始めることを知っている姉だからこその気持ちに嬉しくなりまし...

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五感を働かせた図書館

気持ちも体も重い時は、なんとなく一人になりたくて転がり込んだ図書館の二階。本が綺麗に並んでいるのを見て、紙の匂いを感じ、誰かがページをめくる音を聞いていたら、ざわざわしていた心が落ち着いてきました。慣れ親しんだ場所、子供の頃からこうやって自分を真ん中に戻してきたんだ。 すると、ふと思い出した一...

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今がチャンス

定期的に通っている婦人科。総合病院なので様々なことが発生し、ついに婦人科の先生に言われてしまいました。「今度の診察は3か月後でいいね。」「は、はい。」通院間隔を空けられるだけ空けて、患者さんを守ろうとしてくれているんだろうな。導入剤は最大の30日処方、痛み止めは60日分、ホルモン剤は90日分、後は自...

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山越えの連続

実家にいた小学校低学年の夏、祖父が寝ている部屋で、眠たくなったので一人でお昼寝をしていると、ガッシャーンという音が聞こえ、目が覚めてしまいました。どうやら、近くで姉が小さなボールを壁に向かって投げて遊んでいた拍子に、ボーンボーンと鳴る掛け時計に当たってしまったらしく、ガラスが割れた音だったよう。やば...