ぐっと入れる集中力

この間の週末、みなとみらい方面へ、息子の高校に関する説明会に一人で出向く為、家を出ました。珍しく部活もなく、友達との約束もなく、暇な半日になるだろうなと思いながらも、それぞれいい時間になるといいねと願い駅に到着。少しぐらいはフォーマルな格好をしようとパンプスを履いていたものの、すでにかかとが痛く靴擦れをしたことが分かりました。よく毎日満員電車に揺られ、ヒールのある靴を履いて出勤していたなと、若かりし頃の自分が懐かしくもあって。そんな時スマホを見てみると、ちょっとした違和感があった中で、とにかく今日は高校のことに集中しようと思い、電車を乗り継いでみなとみらい駅に着きました。いろんな気持ちが交錯した不思議な一日。きっと今日もまた、振り返った時に意味があるんだろうな。

目的地に向かい、説明会に参加した後、ほっと一息つきたくてカフェにでも寄ろうかと思いました。が、いい天気でせっかく港沿いに来たのだから外にしようと、一旦コンビニへ。パウンドケーキを買い、海風を感じながら歩き、ベンチに座ると気持ちが広がっていくようでした。持参したドリンクまでもがいつもよりおいしいな、そんなことを感じて。高校のこと、うちの両親は子供に任せてあまり関心がなかった、それはそれで気楽なところもありました。少しの寂しさは自分で埋めていこうと。息子には息子の世界があり、考え方がある。そのことを尊重し、こちらの意向を押し付けてしまわないように、見守るスタンスは持っていたいなとパラパラとパンフレットをめくりながら思いました。まずは知ること、それが選択肢の幅を広げてくれることもある、同時に安心感ももらえたようで。中学生のお母さんか、改めて実感しました。
初めてみなとみらいに来たのは、大学4年の終わりがけ。姉が横浜へ出張に行く予定があったので誘ってくれました。学割が使えるのもあと少しだと思い、喜んで高速バスの予約を入れて。そして、夜行バスで名古屋から向かい、ネネちゃんの泊まるホテルに到着。仕事で忙しいのは分かっていたので、一人で中華街などを散策しました。卒業まであと少し、そのカウントダウンの中で横浜の景色が本当に沁みて。そして、夜に姉と合流し、中華料理を満喫。帰り道は、横浜駅のスタバで腹ごしらえをして、在来線を乗り継ぎのんびりと帰ってきました。大学生だからできた自由気ままな旅、全てが懐かしい。その後、アメリカ育ちの彼と出会い、みなとみらいでよく遊び、そして別れが待っていました。それから、元夫に会い結婚。子供を授かり、いろんなことがあって離婚をすることに。調停が長引き、裁判所からパンプスを履いて足痛いなと思いながら、山下公園を経由して帰った日。そして、息子と二人の波乱と穏やかな毎日がやってきました。ウェディングドレスを着た素敵なご夫婦の写真撮影も目の前で行われていて、自分が歩いてきたこれまでをもう一度かみしめました。何ひとつ後悔はない、むしろひとつひとつの出来事が愛おしいなと。いつも不器用で、全力で、悲しくて、悔しくて、でも毎日がやっぱりどこかでキラキラしていました。その光を真っ黒にしてしまう訳にはいかない、自分が何者なのかよくわからなくなってはだめだ、どうしたら心から笑える?たくさん考え続けました。その答えのひとつが今なのかなと。息子とハイタッチをして家を出て、高校進学に向けて助走をつけ始めた日常の中で、二人で問題解決を繰り返し、あたためてきた絆がある。辛いことを二人で越えてきたし、これからも越えていく、この気持ちがあれば大丈夫かな、晴れ渡る空と海を見ながらそう思いました。いい時間だったね、お互いに。

それから、なかなか来られないと感じ、若干遠回りをして景色を楽しみながら電車に乗ると、行きに感じたスマホの違和感をまた思い出し、再度調べることに。すると、トラブルに巻き込まれていることが分かりました。慌てて、プログラマーのMさんに報告。ITのスペシャリストである彼はどんな時も落ち着いていて、日々どれだけのサポートをしてもらっているだろうと拝みたくなって。サイトには直接関係のないことなので具体的な言及は避けますが、その時改めて、こうして今もここにいられることを幸せに思いました。そんなこんなで、長年愛用をしてきたパソコンも使う頻度をできるだけ減らした方がいいということで、泣く泣く小さめのパソコンを使っています。だいぶ参って、ちょっと落ち込みながら帰った日、息子とラーメン屋さんの前で待ち合わせをしていたので、店内に入りました。すると、正面で顔を合わせて話したら、少しほっとできて。大学図書館で勤務をしていた時に、よく上司に言われました。「人がそこにいるから、人が来てくれるんだよ。真心のサービスとは何か考え続けてほしい。」と。これからも、いろんな人に出会い、様々な波を越えながら、学び続けようと思います。集中力を高めて、本当に失いたくないものは守り抜きたい、もう一度感じさせてもらった大きな一日でした。今日も、ここに来てくれてありがとう。心を込めて、贈ります。