久しぶりのお酒にほろ酔い

今年のお正月、いつもはビールの夫が、珍しく日本酒を買ってきて、美味しそうに飲んでいたので、少しだけもらったら、久しぶりのお酒に感動してしまいました。

産後、もう飲まなくてもいいという気持ちになっていたし、体質が変わって体が受け付けないだろうと思っていたのですが、そうでもなかった!少しだけとろ~んとしてくる感じも好きですね。張り詰めていたものがお酒で緩むこの瞬間、なんかいい。

高校の女友達と社会人になってから飲んだ時、「Sはいつもちゃんとしているから、たまには記憶が飛ぶぐらい羽目を外さないとダメだよ!」と言われて、自分のペースで全然飲めないものだから、本当にねじが外れそうでした。
甘いカクテル3杯なら飲めて、4杯目は未知の世界だったのに、勝手に注文されていて。さすがに半分飲んでもう無理だと思い、ふらっとトイレに行ったら、いつもより飲んだせいか注意力が無く、背後に置いていたバッグが倒れてしまい、携帯電話がチャポンと落ちてしまいました。

あー!!気持ちの上では“あ”の上に濁点が付いています。やっちまった!
なかなか出てこないので、友達が見にきてくれて、ひとしきり笑い、エアタオルで携帯を乾かしてくれたのですが、時既に遅し。水没した携帯は全く反応せず。
私の人脈は、4杯目のカクテルと共に、さようならか?と思っていたら、その友達が、半分酔っぱらいながら「私が高校の友達皆にSが買い替えた携帯に連絡するよう伝えるよ~。」なんて言ってくれて。酔っていても優しいな。

冷静になって翌日携帯ショップに行くと、たまたま他の場所にアドレスのバックアップを取っていたことに気づき、私の人脈はそのままで、ほっ。
「本当に良かったですね!」とショップのおねえさんも満面の笑みで喜んでくれました。

新宿で職場の女の先輩と飲んだ時は、お酒がとっても強い方で、お洒落なイタリアンに連れて行ってもらい、慣れないワインを1杯飲んだら、いい感じで回ってしまいました。
でも、先輩なので、その場は無意識の間に気を使っていたのか、意外と大丈夫で、新宿駅で別れた後に電車に乗る自信が無く、冷めるまでふらふらお散歩することに。
すると、大柄の黒人男性にナンパされて、一気に酔いが冷めました。
おぼつかない足で、隙だらけだったのだと一人反省の駅のホーム。金曜の夜は、似たような人がいるのかも。

お酒はもう無理だと思っていたのに、美味しさを感じられたことが嬉しくて、また甘いお酒なら飲みたくなるのかな。自分が美味しいと思うペースでのんびり飲むのがいいですね。

独身時代、格好をつけて一人で入ったバーに、GODIVAのカクテルがあって、あまりの美味しさに、恋愛中夫を誘った帰り道。まっすぐ歩けなくなって途中でおんぶ。
「一人で帰ってこられるなら飲みに行ってもいいよ。」とその一件以来言われ続けています。
前科一犯だけど、いつかまたこっそり行ってやる!ほろ酔いの緩む感じが、自分への思いやり。