外でWi-Fiが使えると思っていた場所に来てみたら繋がらず、スマホを経由したら無事インターネットに接続。
全く繋がらなくても、Wordさえ使えたら書くことはできるのですが、やはり急に調べたいことが発生した時などは、情報収集にネット接続は欠かせないものになってきました。
高校2年の夏休み、勉強合宿があり、強制参加ではなかったので、行くつもりはなかったのですが、担任の先生に誘われて、断る理由が見つからず参加することに。
初日の学年主任の挨拶で、「1に勉強、2に勉強、3、4がなくて5に勉強」というセリフを聞いた時、荷物をまとめて帰ろうかと思いました。
ラジオ体操をしてからは、本当に朝から夜まで勉強。自分のペースでできないって結構きついなと、どさくさに紛れて夏休みの宿題をやりながらぼやいていて。
でも、最終日にみんなですき焼きをつついた時は、初日には無かった仲間意識が芽生え、一緒に同じ目標へ向かい、アンチ先生みたいな面白い絆が生まれていたのが楽しかったです。
最後に合宿の感想を全員書かされ、なぜか私の文章が校内新聞に載ることに。
実際読んでみると、学年主任の国語の先生が軽い編集をしていて、ニュアンスが変わっていました。内容そのものは変わっていなくても、私の文章じゃない!
「新聞の枠が決まっていたから、要約しておいたよ。」と涼しい顔で言われても・・・。
私の個性は、固い表現と共に薄れていったほろ苦い思い出です。
姉が、カナダに留学してから遊びに行った時、中国から移民したカナダ人の彼を紹介してくれました。姉の表情が柔らかくなっていたのは、ホストファミリーと彼の影響がとても大きかった。
彼が、カルガリー大学のキャンパスを案内してくれて、空いている広い教室に呼んで、私を座らせてくれました。
「うちの妹は、大学に対する気持ちが人一倍強い。自分の気持ちを抑えて地元の大学を選んだ。家族の幸せが自分の幸せだと思っている。」
姉が、そんなことを伝えてくれていたことが、彼の言動で分かりました。
「S、カルガリー大学の学生になるかい?今日だけでも、この雰囲気を楽しんで。」
こんな気持ちを初対面の私に伝えてくれる恋人に出会えて、お姉ちゃん本当に良かったね。
なんでも話せる関係が、心を解していってくれる。
その後、日本に帰国した姉のところに、彼が遊びに来てくれたのですが、現実に戻った姉は、結婚は考えられず、お別れをすることに。
『あなたはとてもこころのやさしいひとです』日本語を勉強していた彼が最後に渡してくれた手紙は、あまりにも温かく、姉との出会いの全てがそこにあるようでした。
しばらくは姉に内緒で、日本―カナダ間でメールのやりとり。でも、ある時伝えてくれました。
『彼女とSは、性格は似ていないのだけど、メールをしているとやっぱり彼女を思い出すよ。ごめんね。幸せになるんだよ。』
私の下手な英語は姉を思い出させた。似ていなくてもやっぱり姉妹。そして彼は、大切な心の義兄。