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点と縁

ある週末、ピンポンと音がしてモニターを見たものの、体の一部しか映っておらず、ちょっと心配だったので出ないでいると、もう一度鳴りました。よく見ると、お父さん!と驚き、慌てて玄関へ出ることに。すると、開口一番に伝えてくれて。「おう!LINEでさあ、お友達登録ってどうやってするんだっけ?」は?と思いつつ、...

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時空を超えて

6年生になり、初めての参観日がやってきました。来ないでねとは言われなかったので、最初から行く気ではいたものの、分散参観日ではなく大人数なのが分かっていたので、また気合いがいるなと親子でプチ騒動。それでも、いつものように送り出し、やることをやって家を出ました。途中で地区長さん宅へ書類を投函する予定にな...

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繋がっていく人

昨日の夕方、息子が友達と遊びに行っている間に学校から着信があり、慌てて取ったものの気づくのが遅かったのか切れてしまい、その後かけ直しました。すると、男性の先生が出てくれたので名乗ると、担任の先生は他の電話をかけているということで、再度折り返してもらうことに。その間、学校で何かあったのかなとやや不安に...

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優しいポケット

母から一件のメッセージが入りました。父の腎臓がんの手術が来月下旬に決まったのだと。そして、不安そうなスタンプが二連続で入ってきて、どこまでも彼女らしいなと少しだけ微笑みたくなりました。ひたすら攻撃して来たり、悲しみをどっとぶつけて来たり、本当にもうなんでもありなのだけど、少女のようなピュアな部分もあ...

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想いを馳せる

今年度、最初の旗振り当番がやってきました。いつものように慌ただしく息子と準備し、少し早めに学校へ。途中でお別れをして、自転車で急ぎました。そして、腕章を付け旗振り当番開始。すると、一番最初に信号へやってきたのは、仲良しのKちゃんのお子さん達でほっこりしました。姉妹と三番目の弟君はもう一年生かと時の早...

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正解を見つける旅

母からどっと重いメッセージが送られてきた数週間前、その中にはお墓について早く検討してくれないかという内容も盛り込まれており、返信はスルーしたものの、それ自体はずっと考えていることでした。生まれ育った名古屋か、こちらに持ってこようか、それとも間を取った場所にしようか。おじいちゃん、どうしたいか夢の中に...

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後悔を埋めていく

6年生になり、慌ただしく学校の準備をしていた夜、ふと息子が伝えてきました。「ママ、明日漢字のノートがいるよ。春休み中に用意してくれていたよね?」「え~!通常のノートは一緒に買いに行ったけど、漢字専用のノートもいるの?!」と慌ててスマホから再度学校の情報を確認すると、スクロールをしていなかったからか、...

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貴重な一年

新年度が始まり、息子もついに6年生。まだランドセルが大きく見えた入学式からもう5年が経ち、最終学年かと思うと感慨深いものがありました。始業式は雨、傘を差して学区内まで送り届けバイバイ。背が伸びたな、1日1日を大切にしようと思った帰り道。そして、いつもの公園までお迎えに行くと伝えてくれました。「担任の...

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プラスの変化

数か月前から全く治らない顎関節症。悪化の一途を辿っているので、苦手なマウスピースをトライしてみることにしました。歯科の先生から、プラスチックの匂いがだめですぐに断念した患者さんがいたという話を以前してもらい、私もその可能性が高いですと伝えていたものの、そんなことを言っていられない局面に来たのでおとな...

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近未来か遠い未来か

慌ただしく朝の準備をしていた週末、母から一本のメッセージが入りました。『お父さん、がんだった』と。検査入院してから2週間、ようやく結果が出て、どこかでそんな予感がしていたのでショックと驚きと何とも言えない感情が渦巻きました。去年の秋、二人で山登りを始めていた両親、当日の朝になって急に父が私と息子も誘...