表に出てみた

ホームに出ている写真を、少し前に水彩画のような家族写真から変更しました。私ではありませんと言ったら、じゃあ誰やねん!と一斉にずっこけてもらえるかな。
これは、プログラマーの友達と打ち合わせの時、彼のスマホからちゃちゃっと撮ってもらった私の画像です。
気心が知れているので、本気モードで文庫を読んでいて、これぐらいの角度ならサイトに使えるかもしれないねと、なんとなく撮った一枚を、載せてもらいました。

掲載前、夫に聞いてみると、好感を持ってもらい、なんで出す気になったの?と聞かれました。「もう少し表に出ようと思ったから。」その言葉に、やや驚かれながらも納得してくれました。

この髪の毛の長さは、かなり珍しいので、地元の友達などは全く気付かないだろうなと強気になったことと、もっと身近に感じてもらえたらと思ったこと、そして、妻でも母でもなく、ここに書いている私の姿をイメージしてもらえたらと。
それにしても、最近のスマホは性能がいい!3割増しで写っています。

色々なキーワードを残しているので、今住んでいる場所や出身大学など、分かる方には分かるだろうなとここのところ開き直っていて。もしかしたら、大学の先輩や後輩の方がいてくださるのでは?と淡い期待も抱いています。

一度、プログラマーの友達に聞いてみました。読者の方達は、ビターとスイート、どちらの話を待っていてくれるのだろうと。すると、どっちもだよという返事。そうだよね。ロゴのくまちゃんが持っているマグカップの中身は、ビターなホットチョコレートだ。

実は、『分類が導いてくれる』の記事は、一度保留になりました。自分で読み返してみて、図書館の専門的な話はつまらないのではないかと思ったから。とりあえず客観的な意見が聞きたくて、その友達に読んでもらうと、逆に興味が湧いて面白いと言われて、素直に驚きました。司書である自分を、もう少し前に出してもいいのかなと。専門的なことを学び、経験し、感じたことを書くことは、また一つの世界を知ってもらう小さなきっかけになってもらえるのかもしれませんね。

この間、息子が大好物な目玉焼きをお皿に乗せた途端、たまたま上にかけてあった布巾が落ちてしまい、目玉が崩れてしまいました。私が慌てたので、駆け寄ってきてくれて、それを見た息子がまず発してくれた言葉は、「目玉が崩れていた方が食べやすいから、ボクこれでいいよ!」でした。何でもないことかもしれないけど、楽しみにしていたものが崩れてしまうことは、子供にとって大きな衝撃。そして、最後の卵だったので、私もショックでした。そのことを瞬時に感じた息子は、私に気を遣い、「ぐちゃぐちゃになっちゃってごめんね。」とハグをすると、ぐっと堪えて寝室でこっそり泣いていました。一生懸命我慢した。それをママが分かってくれた。その気持ちがどっと溢れたのだと思います。

そんな気持ちを、皆さんとシェアしたい。それは、誰にでもある優しさだと思うから。人知れず泣いて頑張っている、そういった気持ち分かるから。
だから、一歩前に出ようと思いました。自分の勇気が、誰かの力に変わると願って。