心地よい響き

最近、家族でファミレスのデニーズへ行き、ネコのキャラクターの存在に初めて気づきました。
名前は『デニャーズ』、もう堪りません。ツボにはまってしまい、名前を付けた方のセンスの良さを感じました。
デニーズと、“ニャー”をかけたのはもちろん分かるのですが、この響きがとってもいい!
息子にもう一度付き合ってもらうことにしよう。

好きな教科は、以前にも話した古典なのですが、『こてん』っていうちょっと転がってしまったかのような響きも好きです。
大学受験前の緊張感ある教室の中で、「次の授業は古典なんだって。」と誰かが言うと、それだけでなんだか少し和んだのを覚えています。

姉の恋人だったカナダ人の彼は、日本に来て『パチンコ』という言葉を随分気に入っていました。建物を見るたびにかわいい!と喜んでいて、息子がマックを見つけた時と同じテンションだったような・・・。

オーストラリアのホストママに、自宅周りの公共交通機関について聞いた時のこと。
「Is there a subway around here?(この辺りに地下鉄はあるの?)」と私。
「いつも行くショッピングモールにあるわよ。Sは本当にサンドイッチが好きなのね!」
???会話が全くかみ合っていない。私の英語がおかしかったのかなと一瞬考えてみる。もしかして、ママが言っているsubwayは、ファーストフード店のこと?!サブウェイ違いじゃ!
それ以上、聞くのが面倒臭くなってきて、「I love sandwiches!」と適当にごまかしてその場を離れたのですが、それ以来、『サブウェイ』もお気に入りの単語です。もちろん、サンドイッチもね!

学生の頃、日曜日だけテニスコートの受付バイトをやっていて、そこで仲良くなった社会人のテニスサークルの方達が、バイトではない日、テニスに誘ってくれたことがありました。
色々な職業の方、年齢性別様々で、久しぶりにコートを走り回るのが心地よく、その後はモーニングのお誘い。
この辺りが、名古屋の文化だったのかなと改めて思います。
飲み会でもなく、ランチでも、ティータイムでもなく、モーニング。
汗を流した仲間と、毎回違うお店に行って朝食を楽しんでいる姿が、受付の時の様子とはまた違って新鮮でした。
だからやっぱり、『モーニング』という響きも好き。シャキッと目が覚めて、朝の陽ざしをいっぱい浴びて、お腹が気持ちよく満たされるイメージがあるから。

ホストファミリーの朝は早く、日曜の朝パパに起こされて、一体自分がどこにいるのかわからない寝ぼけた状態で、あっオーストラリアか!なんて思いつつ、英語が聞き取れないし出てこないし、苦戦しました。「S, let’s go to church!」”チャーチ”ってなんだっけ?あっ、教会か。
「私は仏教徒!」と適当に言うと、「そうか、じゃあな!」と去っていきました。
まずはGood morning!でしょ!とベッドの上で苦笑した、やはり好きなモーニングという単語。