良いさじ加減

息子が、年長?!と改めて驚いてみる。
幼稚園からの配布物に、月間スケジュールがあり、年少さんへのプレゼント作りがあって、いつまでも小さいと思っていたことを反省。ずっと年少のイメージなのは、私の勝手な先入観で、息子は日々成長しているようです。当たり前かっ!

一人っ子なので、どうしても手をかけることができてしまい、もっと放任主義になることが今年の目標。”かわいい子には旅をさせよ”の精神は、やっぱり大切ですね。

新学期初めは、持っていく荷物が多く、おかしなところに突っ込むのではないかと心配していたら、懐かしいことを思い出しました。
年少の時、自宅に帰ったリュックの中身を見てみると、給食を食べた後に箸などを入れるケースが、丸ごとないことに気づいて、本人に確認。「え~。知らないよ~。ちゃんと入れたよ。」と主張してくるので、とりあえず変な所に放置されているといけないと思い、担任の先生に連絡。
やっぱり見当たらず、翌日は別のケースを持って行ってもらいました。

お迎えに行くと、先生が、「隣に掛けてある○○ちゃんのリュックの中に入れていたみたいです。」と笑いながら話してくれて、お礼を言いながら一緒に笑って一件落着。
どうやら、みんな同じ色なので、まだまだいっぱいいっぱいだった息子は、なんとなく覚えていた場所に突っ込んでいたよう。リュックに入れたという主張は間違っていなかったけど、それは友達のじゃ!
仕方がないので、絶対間違えないように、それ以来リュックには大きなくまちゃんがくっついています。こんなにでかかったら、分かるやろっ!!

そして、間違えて入れていた相手の女の子のママは、綺麗に洗って先生に渡してくれていました。参観日に、そのお母さんにお礼を伝えると、「全然気にしないでください。」と笑ってくれて。
その方が、インド人のママでした。その珍事件がきっかけで話すように。
息子がどんくさかったからこそ、繋げてくれた大切な関係。ちゃんとしていないことが吉と出ることもあるよね。

そんなボケボケな息子も、年長さんになり、自分のことは自分でやろうと頑張っています。
夏休みに、お泊り保育があるので、マブダチくまちゃんを握りしめて寝なくても眠れるように、この間は白クマちゃんを抱きながら寝ていました。って、仲間がいないと寝れないの~?!
それでも、添い寝しなくても、寝室のドアを開けていたら、一人でも寝付くことができるようになったので、もう少し彼らにはローテーションして、そばにいてもらうつもりです。

甘やかすことと突き放すこと、そのさじ加減はまだまだ難しい。でも、愛情があれば、とても自然に離れていってくれるのかな。

どんなに少量のお菓子でも、パパやママとシェアしてくれる。時には半強制的に。
教えていなくても、身についてくれる姿が一番嬉しい。純粋な目で親の後姿を見ているのかしら。