気分転換上手?

久しぶりの参加型。『?』マークのタイトル、すっかり忘れていました。タイトルを読んだだけでもポジティブに、これが私の勝手な目標。
シェアオフィスは、出入りが自由なので、午前中に来て、ちょっと上がってこないと感じた時は、速攻でブランチに出るようにしています。パソコンの前で絞り出そうとしても、自分で納得がいくものが書けるとは思えないから。サザエさんちの近くに住んでいる作家のいささか先生が、いつも散歩をしている気持ちがよく分かる気がして、その行動を見習おうと思っています。なんだかあの緩さが、先生のキャラを引き立ててくれていますね。

今日は、どうしてもドトールのモーニングが食べたくて、片道15分程歩いて行ってきました。以前来た時は、パソコンバッグを持っていたので、開きたい衝動に駆られても、長時間になってしまう自分が容易に想像でき、お店に迷惑をかけてしまうと思い、あっさり断念。やはり、戻れるオフィスがあるっていいなと改めて思います。お気に入りのハムたまごサンドを食べて、充電完了。
いつもオフィスにいらっしゃる一人の男性が、毎回ドリンクを5本用意されていて、本気で驚きます。水とお茶2種類と牛乳、そしてカルピスウォーター、飲み物を変えながらうまく気持ちを切り替えようと長時間頑張っているのが分かるので、見ているだけで嬉しくなります。
私のパソコン画面は、Wordか、サイトの公開ページの裏側にある設定画面を表示させていることが多いので、このオフィスを利用されている方は、なんとなく私が“何かを書いている人”だということは分かってくれているよう。この場所で一つの記事が生まれ、誰でも見られる所に公開されていると知ったら、何を感じてくれるでしょうね。

技術営業のFさんが、毎回連絡をくれる度に伝えてくれます。「書き続けるのは大変なこと」だと。なんだかその一文を読む度に、溢れる感謝が押し寄せます。IT技術者の方が日々どれだけの努力を重ね、どれだけ腕を磨き、それを仕事に生かしているのかを知っているから、その方達に最大限のサポートをし、自分の足と経験やスキルで仕事に結び付けていく。そんな日々を積み重ねてきたからこそ、その人の立場になり、どんな想いで言葉を紡いでいるのかを感じてくれているのだと思います。上手に気分転換をして、途切れないように続けていく。だから、Fさんもたまには仕事を忘れて、美味しいお酒でも飲んでください。同じ気持ちで、応援しています。

まだ実家にいた頃、父が家を出て落ち着いた数年後、「ちょっと仕事の帰りにうちに来ないか?」と電話をもらったことがありました。「お父さん一人?」そう確認してから、車で出向いた時のこと。合併した銀行は、まるで変わってしまい、居心地が悪くて仕方がないよと笑って話してくれました。その表情が、あまりにも寂しそうで、若い彼女がいるのに、弱音を吐きたいと思ったのは、やはり家族である娘の私だったのだと思いました。父が銀行で積み上げてきた階段をずっと見てきたから、その姿が堪らなく辛かった。それでも、弱音を吐いてくれたことが嬉しかったし、色々あってもやっぱり血の繋がった親子なのだと、私がそっと受け止めることは分かっていたのだろうと思います。
都合のいい時だけ呼び出してと、端から見たら思うかもしれない。傷つくと分かっている場所に、わざわざ行かなくても良かったんじゃないかと思うかもしれない。そういった気持ちをすっ飛ばして、私が思っていたよりも父は苦しみ、孤独を感じていました。だから、行ってよかった。
あの一日は、父との絆が深まった日。本人は忘れても、私が覚えておく。