健康診断の安心感

年に一度は受けている健診。
出産直後だったか、面倒で行かなかった年はなんとなく落ち着かなくて、自分の体を診てもらい安心することの大切さを感じています。

以前の記事、「温泉に行きたい!」でも書いたのですが、母方の祖母は乳がんで八年間の闘病生活。
病室のベッドの隣に敷物を敷いてぬいぐるみで遊んでいた私は、小さいながらも祖母の苦しみを感じていました。
隔世遺伝したのか体質は祖母に似ているので、乳がん検診は必ず受けるように、周りの人達が煽ってくれて。有難いですね。

自分の体は、自分だけのものではないと考えさせられます。

健診に行ってみると、週末で混んでいたので、スマホを持参しながらの移動で、ちょこちょこ触っていた為か、視力が軽く落ちてしまい・・・。スマホは視力検査の後!!
それでも、裸眼で両目1.0あるのは、親に感謝です。

周りを見渡すと文庫本を持った男性の方が何人かいらっしゃって、どうしてもタイトルが見たくなるのですが、最近はカバーで覆われていることが多く残念。
でも、想像だけは楽しんでいました。

ようやく終盤になり、内科健診の前に紅茶とクッキーを持ってきてくれた看護士さんがとても感じの良い方で、「お疲れさまでした。」の声が優しく柔らかく、忙しく動いている看護士さんの方がお疲れさまですよなんて思いながら、朝から空腹の状態で食べたクッキーが本当に美味しくて。
ほっとする空間を作ってくれている姿、素敵です。

2時間もの健診が終わり、着替えていたら前夜から薬を服用していなかったことに気づき、先ほどの看護士さんのところへ。
私が常に飲んでいるのは漢方薬、温かいお湯じゃないと効果が無い為、お願いをすると、絶妙な温度の白湯を持ってきてくれました。
一番飲みやすくて、漢方の効果が薄れない熱さに胸がいっぱいになり、終わった健診。

長年悩まされているのは偏頭痛。市販薬で何とかごまかしてきたのですが、去年どうしようも無くなり、総合病院へ。
「いつから?」という先生の質問に、「覚えていないぐらい前ですけど、多分小学生の時からです。」と正直に話したら、「ゆっくり治していこう。」と優しい口調で処方されたのが、漢方薬でした。

焦らずゆっくり、時間をかけて治していく。
放っておいた自分を責めることなく、医療に携わってくれている方達に助けられながら、向き合っていこう。
健康診断は、自分自身を外からも中からも見る機会を作ってくれる、大切な指標。