人から人へ

これまで、本当に沢山の方がこの場所を訪ねてくださり、サイトの下に表示されているSNSのボタンを活用し、広めてくれた皆さん、心からありがとう。

私が、最初からこだわっていたのは、“オーガニック検索”。できるだけ自然な形で検索にヒットしてもらい、そこで読んでくださった方が、何かを感じた気持ちそのままに、誰かに伝えてもらえたらと願っていました。今まさに、そういった状態が、全国に広がってくれています。もう、SNSを使わなくても、読者の方がとても自然に伝えてくれる、だからボタンは削除しようと、プログラマーのMさんと話し合いの末、そのような結論になりました。

その時、技術営業のFさんにも相談をさせて頂いていました。様々な角度から意見を言ってくださり、相変わらず嬉しさを噛み締めながら、消化途中です。その中で特に響いたのはこんな言葉。「読ませてもらって、どのように記事が生まれ、想いを届けようとしているのかを改めて感じさせてもらいました。ライターさんが感じたものを解放させる。Mさんがその場所を作り土台を支える。そこに継続的な試行錯誤があり、積み上がっていくのが見えてきて、不思議な気持ちになりました。」
『解放』という文字を見て、なんだか救われたような気持ちに。オープン初日、Mさんが伝えてくれました。「Sちゃんの文章をインターネットの世界に解き放とう。沢山の人が、色んなことを感じてくれるよ。1対1、そんな世界ではなくなる。全く知らない方が、Sちゃんの心に触れてくれるよ。そんな世界、素敵だね。びっくりするような感動が待っているよ。」その言葉を聞いて、これから始まる新しい一歩に、緊張と喜びが押し寄せてきました。自分の想いが誰かに届く。それは、図書館ではなく、インターネットという新しい場所で。
そして今、何度も様々な地域の複数アクセスが確認されています。嬉しいですね。目に見えないキャッチボールをしているかのような毎日。私が記事に専念できるのは、皆さんのおかげです。

自分の中で、わっと沸き上がった気持ちをこの場で書かせてもらっています。それは、まさに心の解放なのかも。いくつもの言葉が、たまたまキーワードとなり、検索で来てくれた方達が大多数です。「オーガニック検索を柱にしたい、だって私は司書だったから。自然な形で人が来てくれる、そう信じているよ。」そんなわがままに付き合ってくれたMさん。『このサイトはSちゃんそのもの』何度も伝えてくれた彼だからこそ、分かってくれていたのかも。

技術営業のFさんが、メールの最後に伝えてくれました。「改めて、嬉しい記事をありがとうございます。書いてくださっているようなこの人でないとだめだという人物でありたいですね。自分の仕事に対する姿勢に誇りを持ちたいと思います。ライターさんの想いが読者の方達に届きます。それで笑顔になれる人がいるのだと思うとワクワクしますね。お二人の活動を応援しています。」届くといいですね、ではなく、断言してくれました。そして、ご自身の仕事に対する姿勢に誇りを持つとも。こんな風に届いてくれるのだと、たった一行の文章に、たったひと言に助けられてきたから、伝えられる想いがあります。

人から人へ。その繋がりは、桜前線と共に、優しさを運んでくれている。