インド人の女の子ママとのランチに行く日が正式に決まり、嬉しさと切なさが同時にこみ上げています。
一人暮らしの時、仲良くなった英会話講師のJamesがオーストラリアに戻る前、スタバに誘ってくれた時の気持ちにとても似ている。
あの時、Jamesは『farewell teaをしよう』とメールを送ってくれました。単語の意味がよく分からなかったので調べてみると、それはお別れのティータイムを過ごそうということ。最後だと分かるってやっぱりほろ苦いな。
”fare(旅)”、“well(良い)”『良い旅を』、そんな意味があるそう。
お茶をしてから、できるだけ私を寂しい気持ちにさせない為にも、Jamesはパソコンアドレスを教えてくれて、帰国してからもメールを何度かくれました。それでも彼が、悩んだ末に大好きな日本を離れる決断をしたことを知っていたから、母国の家族の所に戻ったのなら、そちらの生活を心から楽しんでほしいと思った。もう、振り返ることのないように、迷いが生じることのないように。
だから、自分からそっとメールを送ることを止めました。私は大丈夫、そんな気持ちを込めて。
インド人の友達は、転園と共に引越しもすることに。私が好きなカフェの多い街。会いに行こうと思ったら、行ける場所にいる。それでもやっぱり、同じように自分からそっと離れていくような気がしています。
私にはそういうところがある。それがいいのか悪いのか。ただ言えるのは、相手のことを思ってではなく、自分の気持ちを大切にできたら、もっと心を通わせることができるのでは、ようやくそう思えるように。
ゆっくりでも、自分を変えていこう。
小学校で司書として勤務していた時、ボランティアのお母さん達に随分助けられました。色々な方がいるので、大変なこともあったのですが、存在に救われていて。図書館システムを取り入れる際、一人仕事だったので本当に苦戦してしまい、自分で何とかしようと必死でした。そんな時、何人ものお母さん達が気づいて、伝えてくれました。
「S先生、システムのことはよく分かりませんが、図書室のことであれば私達にも何かできることはあるはず。一人で悩まないで、なんでも相談してください。」
本当に嬉しかった。仕事は分からなくてもサポートならできる、先生の頑張りは見ていますよ。そんな気持ちに救われました。孤独じゃなかったんだ。
人に頼ることを、人生経験豊かなお母さん達に教えられた気がしました。
特に仲の良かったお母さん達二人に、退職する時こっそり住所を聞かれ、それからずっと年賀状のやりとり。妊娠悪阻が酷かった時は、メールで何度も励まされました。
今ではすっかり先輩ママの二人。落ち着いたらランチしましょうねと言われ続けています。
立場が変わっても繋がっていく方達。人生の先輩から教わることは盛りだくさん。