睡眠とすいみん

最近、また眠りの浅い日が続いていて、ちょっと苦戦中です。
子供の頃からこのような時期を乗り切ってきているので、今回もゆっくり復活しようとのんびり構える余裕の素振り。
寝る前にあれこれ考えるからなかなか眠りに付けないなら、考えなければいいんだ。
分かっているわ!!!と自分で突っ込んでみる。

周りにいてくれる人達は、私の眠りの浅さに学生の頃から気づいてくれていたので、快眠グッズは本当によく頂きました。
長年愛用している羊のアイピロー、程よい重さが目の周りを優しく包んでくれている感覚が好きで、今夜も使おうなんて思っていたら、ない。どこを探してもない。まさかと思って息子がいるベッドに行ってみると、羊くんをしっかり握りしめて気持ち良さそうに眠っていました。
やられた。私のお気に入りのぬいぐるみは全て息子のものになっていたのですが、まさかアイピローまで狙われていたとは・・・。

仕方がないのでその晩は諦めて、翌朝「返してね。」とやんわり言ってみると、「羊くんも仲間入りしたよっ♪」と、ベッドの上にお気に入りのぬいぐるみを並べた中に、しっかり羊くんも混ざっていて、ちょっと微笑ましい光景だったのだけど、自分の睡眠の為には大人気ないと思いつつも、4歳児を説得して、奪還に成功。

寝かしつける前に、『ぐりとぐら』(中川李枝子作、福音館書店)を読んだ時は、朝寝ぼけながら、「お腹が空いたからぐりとぐらにかすてらを作ってもらう!」なんて言われたことも。
夢の中に出てきたのねと、自分が睡眠不足でも純粋な子供の言葉にほっとできる何気ない朝。

大人になると、考えなくてもいい事まで深く考えて、役割が沢山出てきて、どこかで時間に追われていて、もちろん充実感もあるのだけど、たまには頭の中を空っぽにして、肩の荷を下ろして眠ったら、いつもより深く眠れる日もあるのかな。
朝方見る夢は辛いものではなくて、心が弾むものであったら一日頑張れる。

「睡眠」だと堅苦しいけど、「すいみん」だと簡単にできそう。

オーストラリアに短期留学していた時、なかなか寝付けなくてまだ起きていたホストママに言ったら、一緒に観ましょうと誘ってくれたのは、アクションの映画でした。
余計に目が冴えるよ~なんて思いつつも、深夜まで私の傍にいてくれた温もりが忘れられません。
そう、開き直ることもね。

眠りが浅いと人生の半分損している気持ちにもなるけど、よく眠れた日はその有難さをとても感じます。時間を大切に使いたい、今日は誰に会おう、何をしよう。
やりたいことが沢山あるから頭パンパンなのかな。原因はこれか?!

気の赴くままに行動する、簡単じゃないけどそれができたら、いつもと違う朝がくるかも♪