人の頑張り

息子が、小学校で朝顔を育てることになり、種を植えて名前を付けることになったらしく、帰宅をしてから満面の笑みで伝えてくれました。「朝顔、“ますちゃん”にしたんだよ。色々考えて、思いついた!おうちにも種をもらってきたから、一緒に育てようね。ママ一人が女の子だから、ますちゃんが育ったら、仲間が増えるね。」あ~、女の子なのね。それにしても、なんでますちゃん?!
朝も、帰ってからも、水やりを絶対に忘れない息子を見て、先生が名前を付けなさいと言ってくれた意味が分かった気がしました。“大切な友達のような気持ちで育てるんだよ”。

私の主治医だった、漢方内科の先生。やはり、かなり最近辛くなってきたので、思い切って予約の電話をしてみたら、漢方内科は週二回の午後のみ予約が可能だったことが判明。私が通院していた時間は、平日の午前中。幼稚園の息子のお迎えを考え、こちらの状況を分かっていた先生は、内科の診察時間にいつもそっと予約を入れてくれていたことが分かりました。なんだか泣ける。通院を止めてみて、改めて先生の人柄を感じられたから。本当は内科の時間帯なんだよなんて、ひと言も私に話さなかったから。それを伝えると、こちらに気を遣わせてしまうことも分かっていたんだろうな。『そうやって、あなたは生きてきたんだよね。ここでは甘えてもいいんだよ。』なんだか先生の声が聞こえたような気がして、もう一度通院することに決めました。なぜか私の予約時間は、いつも10時10分。自動車学校でハンドルを持つ時、よく言われたのは「10時10分」。そこに手を置くのが安全だから。この選択が自分の安全な道なら、1人で頑張らないで行こう。

まだ息子が幼稚園に入る前、市の乳幼児健診に出向いた時のこと。健診が無事に終わり、終わった順に、市立図書館の司書の方が一対一で絵本を読んでくださる時間がありました。案内された席に座ると、感じのいい50歳代の女性が。三冊の絵本を出し、まだ話せない息子が興味を示したのは電車の本でした。すっかり和みながら読んでもらい、色々とお話をさせて頂く中で、実は私も司書だったんですと話すと、思いがけない返事が。「ママも司書だったんだって。○○君、大きくなったら図書館で働かない?」ん?そういう展開?!声をかけられたのは私ではなく、こっちか!!と思いながら、一緒に笑えてきて。こんな冗談が、将来実現していたら本当にびっくりですね。読んでくれた絵本は市からのプレゼントということで、今でも大切に取ってあります。

そう言えば、二人でお散歩をしていた時に、警察署のイベントがあり、そこで出会った婦人警官の方とお話をさせて頂いたことがありました。白バイに乗せてもらいながら写真を撮っていたら、伝えてくれて。「私も小さい時に、白バイに乗せてもらい、それがきっかけで警察官になったんです。たった一度のことが頭から離れなくて、警察学校に行き、今こうしてここにいます。不思議なものですね。」そう言いながら、若くてさっぱりした警察官の女性は、自分の仕事を誇りに思っているようでした。大変なことは内側へ。今は、子供達に夢を与える時間。そんな気持ちまでもが伝わってきた素敵な方でした。息子よ、職業選択はどうする?視野を広げれば広げる程、選択肢は広がるよ。でも、やりたいことは最後までずっと心に残る。その気持ちを大切にね。

さあ、主治医に何を話そう。息子の朝顔、ますちゃんって言うんです。これでアイスブレイクの予定。やっぱり体がうまく回らなくなりました。一瞬、間があり笑って伝えてくれるはず。「だって、冷えのチャンピョンでしょ。頑張ろうとした気持ちは褒めてあげたいけどね。おかえり。」
会う前から、どんな気持ちで伝えてくれるのか分かる、最高の主治医であり、人の為に頑張る医師。