年末と年度末

年末は、とにかく気忙しいですね。寒いし掃除しなければいけないし、仕事を納めなければならないし、来年に持ち越すことはしたくないし。

年度末は、温かくなりつつあるけど、こちらも新年度に向けての様々な動きがあり、何より別れと出会いの季節です。

インド人の女の子ママの友達が、息子にチョコレートを渡してくれた時、4月からインターナショナルスクールに通うことにしたと話してくれて、急に寂しくなりました。
選択肢の一つにしていることは以前から聞いていたのだけど、実際その道を選んだことを実感したら、やっぱり少し切なくて。
将来的に母国に戻ることを頭に入れて、語学など、そちらの教育に近いことを学ばせていきたいそう。2年間同じクラスだったので、息子も私にとっても、心を通わせることができた大好きな親子です。

そういえば、私が幼稚園児だった頃、ちょっと気になる男の子がいて、もちろん愛や恋ではなかったのだけど、母にお願いをしてチョコを買い、そっと渡したことがありました。全然多くを語らないのに優しい子で、さりげなく手を差し伸べてくれる姿が純粋に嬉しかった。
翌月マシュマロをもらい、喜んだのも束の間、気づいたら転園してしまっていて、きちんとお別れが言えずに、小さな穴が少しだけ空いた寂しさを初めて経験した気がしました。

いつもそこにいる人がいない、存在の大きさに、いなくなって初めて気づく。

多分、その時以来、人とのお別れは苦手です。とても前向きな別れだと分かっていても、笑って頑張ってね!と言えても、どこかでぐっと堪えようとしている自分がいる。
それはきっと、その人に沢山助けられていたから。そのことを感じるから、ありがとうと共にこみ上げる切なさなんだと思います。

インド人のママは品があり、綺麗な英語で、控えめで、底抜けに優しかった。その雰囲気がどこかでホストママと重なっていました。なんとも言えない懐かしさをいつも感じていた。
ランチに誘われて、お互い忙しいからまだ予定が分からないけど、最後は笑ってハグしてお別れしようと思います。できるかな。

中学生の頃は、部活終了時の放送が、放送委員会の先生チョイスだったのか、中島みゆきさんの『時代』という曲が流れていました。青春時代に色々考えさせられるわ!!と疲れ切った後に毎回思っていたのですが、とても好きな部分があって。
それは、“出会いと別れ”ではなく、中島みゆきさんは“別れと出会い”と言ってくれていること。

人との別れの後には、出会いがある。切ないメロディの中に優しい未来を感じるこの曲が、いつもどこかで自分を励ましてくれていたような気がします。

3月の別れが4月の出会いに繋がっていく。小さな穴を誰かが優しく埋めてくれる季節。