誰かのそばに

WBCが始まり、テンション爆上がりの状態に。日本戦の前日、オーストラリア対台湾戦の昼間のゲームを点けると、ものすごい観客の数で驚きました。野球というスポーツに、これまで何度も助けられ元気をもらってきたのだと痛感して。まだまだ起きて寝ぼけていたある早朝、何気なくテレビを点けると上の表示に、『村上』『ソックス』という文字だけ拾えて、数秒後に「ああ!」と急に頭の中で繋がり叫んでしまいました。ニュースを見ると、ヤクルトの村上選手がホワイトソックスと契約に合意した模様。感極まりそうになり、ボケボケしながら起きてきた息子に伝えました。すると、彼もまた思考が追いつくまでに数秒かかり、「おお!」と喜んでいて。「高津監督もリリーフピッチャーとしてホワイトソックスで活躍していたの!」「そうなんだ~。楽しみだね!」そんな風に盛り上がった数か月前。それから、今度はホワイトソックスの選手として太平洋を渡り、JAPANのユニフォームを着てくれた村上選手を見て感無量でした。また応援歌が歌えるんだね。さあ、感動の毎日が始まる。

昨日は、新宿の主治医の所へまた電車に揺られて行ってきました。診察室のドアを開ける度、先生のオーラはすごいなと毎回その光に包まれるようで。そして、最近の体調を聞かれたので伝えることに。「なんとなくここ最近ふらつきやすいなと思っていたら、先生が出してくれていた気圧の変動に効く薬が切れていたことに気づいたんです。飲んでいる時はあまり分からなかったんですけど、実際に切れてみてちゃんと効いてくれていたんだということに気づきました。」「ほう。それはこちらも勉強になります。」なんだろうな、やっぱり先生のすごさってこういう所に出るんだろうな。謙虚で、一人の意見が誰かをまた救うかもしれないと常に考えてくれている。「いや実はね、他の患者さんにも気象病で悩んでいる方がいて、漢方を処方していたんだけど、今の話が参考になった。ありがとう。」私の目の前にいるのは神か?!この先生が卵巣腫瘍を見つけてくれなかったら、息子との今の暮らしはなかったかもしれない。そう思うと改めて拝みたくなりました。いつものように人を診る先生の穏やかな治療を終え、お会計を待っていると主治医のプロフィールを掲示板から何気なく見つけて。某大学病院で臨床教授をされているとのこと。心からの敬意を払いたい。
その後、プログラマーのMさんとミーティングがあったので、新宿駅周辺のカフェで先に待っていました。すると、スーツを着たご年配の男性が私の隣の席に自分の荷物を置き、さらに一つ空けて隣に座り始めて。その数分後、若い男性社員の方二人がやってきて、「席取っておいてくれたんですか?」と随分フランクに言うので、上司と部下?!と思いながら、その和やかな関係性にほっこりしました。それからも、会話は聞こえてきて。「昨日さ、自宅のマンションのエレベーター、20階から下りていくのに一度も途中で止まらなかったんだよ。」と上司らしき方。「それって、小さな幸せじゃないっすか?」と部下らしき方。年の差は親子程あるのに、ほのぼのとしたそのやりとりに会社の雰囲気が伝わってきました。私も大学図書館の上司とこんな感じだったかもしれないなと懐かしくなって。「事務次長と図書館課課長を兼任されているんですけど、次長と課長、どちらでお呼びすればいいですか?」と私。「ん?次長課長?!」「お笑い芸人さんじゃないんだから!」と事務室で思いっきり突っ込んでしまって、みんなが大笑い。「どっちでもいいよ。好きな方で呼んで。」そう言って上司も笑ってくれました。木のぬくもり、人のぬくもり、どちらも持って図書館を離れたんだな。Mさんにサポートされ、今がある。全てが穏やかに緩やかに繋がり流れていく。

母が先日話してくれた内容をもう一度、思い出してみました。父が会社を急に辞めることになった時、それを知った姉はどうやら法律的な内容を伝えたらしい。それがいかにもネネちゃんらしくてちょっと笑ってしまいました。私は父に労いの言葉とこれまでの感謝を伝えた、ひとつひとつの言葉が少しでも弱っている気持ちに届いてくれたらいいなという願いを込めて。長女からはハード面、次女からはソフト面がメッセージで届き、父は多少なりとも和んでくれたのではないかと。良いチームワークだよね。それぞれがそれぞれの役割を果たそうと思った。母にでさえ、凹んでいるところを見せたらしい。それでいいんだよお父さん、そう伝えたい。
私の別居前、姉とカフェをした時、彼女は目を見て伝えてくれました。「手術もして、ホルモン治療もして、心身共にきついのは分かる。でもね、R君の為にもうひと踏ん張りしよう。私の知人の知人の弁護士さんを紹介するから。こっちは家族総出だ!」もうできればベッドで休んでいたいという状態の中で、ネネちゃんに励まされ、一緒に笑い、最後の力を振り絞って離婚調停に踏み切りました。そして、格好いい女性弁護士さんとお会いすることに。どうして今回依頼してくれたのか、こちらの気持ちを聞いてくれて。私は術後ということもあり大分弱っていたんですけど、姉が元気だったんですと正直に話すと大爆笑してくれました。先生と何度も心の中で交わした握手、それはネネちゃんが繋げてくれたもの、これから先も忘れないでいようと思います。息子が、恐る恐る正直に良くなかったテスト結果を見せてくれました。その気持ちが嬉しいよと伝え、何一つ怒らないでいるとほっとされて。「1年間でどのタイミングにテストがあるとか、流れが分かって良かったね。それを2年生から活かせる?」「うん。伸ばせる教科を頑張りたい。」苦手を克服するよりも、得意を伸ばしたいらしい。その心意気、受け取った!その先に、描いた夢が届き、そこで実はこんなにも沢山の人が応援してくれていたのだと気づける時が来たらいいね。大きさなんて関係ない、目標を追い求めよう。ありがとうを言いたくなる人達がきっと浮かんでくるはず。