週末は、息子のお遊戯会でした。分かってはいたけど、感慨深い一日。
去年のお遊戯会の時は、今の担任H先生は年長の先生でした。女の子達のお遊戯が、気が気じゃなくて、どんどん舞台に屈みながら指示しに行くH先生を園長先生が制止する姿が見えた年少の時、息子のお遊戯とは別に、そのお二人の様子がずっと心に残っていました。
先生の必死な姿を、園長先生はずっと気にかけていて、頑張る姿が嬉しかったのだろうと。
年中の初日、送り届けた朝、初めましてと保育室からH先生が出てきてくれて、「あの時の先生だ!」とあの瞬間が呼び起こされ、とても嬉しかったことを思い出しました。
一年も前の話か。
今年の年中のお遊戯で、音楽が決まり練習も始まり、用紙で楽曲を教えてもらったので、スマホで検索をして流してみたら、息子が呟いていました。「この曲を聴くと、先生に会いたくなるよ。」
踊りたくなるんじゃなくて、会いたくなるのね。イントロだけで思い出す気持ち、なんかいいな。
お遊戯だけでなく、合奏もあり、その挨拶を息子がすることに。お迎えの時に先生が話してくれた時、子供の日々の成長を感じながら選んでくれたことはよく分かったのですが、それだけでなく、今ここで書いている記事に対しての、先生からのお礼の気持ちも込められている気がして、帰り道に込み上げるものがありました。
自宅で挨拶の練習をさせると、耳元でささやいてきて・・・。息子よ、大丈夫か?!
当日、動画は夫が担当、写真は業者さんにお願いするとして、自分の目で見るのは母親の醍醐味。
お遊戯が始まると、つなぎの格好いい衣装を着て、よく見るとスターが2つ付いていて、堪える涙で前が曇りました。
「ボクね、格好いい服着るんだよ。ピンクでね、スターも付いているんだよ!」そう言えば、そんな話をしてくれていたな。スーパーマリオのスター、こんな所にあったんだと思えたら、本気で泣きたくなりました。あまりにも近くにいすぎて気づかなかったけど、頑張って走っているママにエネルギーを分けてくれていたんだね。
スターが1つじゃなくて、2つあったことも嬉しかった。いつもシェアしてくれる優しさを象徴してくれているようでした。
私の元気が無かった時、背中の方で鼻歌が聞こえ、振り向くと人差し指を立てて踊っていた息子。目が合うと、恥ずかしそうにはにかんだ顔に心が和んだ時間が、舞台で踊る姿と共に蘇る。
耳元でささやいていた挨拶は、合奏前、堂々としていました。
先生に記事を届けて、息子を通して返ってきた気持ち、受け取りましたよ。
そこには、言葉にしなくても伝わる想いがあります。
翌日、「ママ~、昨日のお遊戯会、楽しかった?」と聞いてくれました。
「すごく楽しかったし、嬉しかったよ。お遊戯も、ご挨拶も上手だったね。」そう言うと、にっこり笑顔を見せてくれて一緒にハグ。やっぱり私のスター。