先入観で動いてる?

1月の野球チームは、部員全員で神社まで走り、公園で遊んでから帰ってくるというもので、息子は疲れた様子もなく、充実した表情で帰ってきました。「コーチにお賽銭をもらったから、入れてきたよ!」なんだかそこまでしてもらって、どう返していこう。バッティングセンターにでも通って、臨時コーチの待機でもしておく?!ピッチングの方が自信あるな~。とそんな話はどうでもよくて、息子は走るのが大好きなので、今日はコメダまで走らせました。ゆっくりとした私の自転車のペースについてきたので、本当にエネルギーが有り余っているのだと笑えてきて。

そんな二人がお店の入り口を開けた途端、爽やかな女性スタッフさんが挨拶をしてくださり、とても親しげに話しかけてくれて、「今年もよろしくお願いします。」と頭を下げると、優しく返してくれました。そして、「今、混んでいるので名前を書きたいのですが、○○君の名前は分かるんだけど、苗字なんでしたっけ?」と聞かれ、なんでこのスタッフさんは息子の名前を知っているのだろうと思った途端、「あっ!!もしかして、Y君のお母さん?」と聞くと、笑いながら頷いてくれて、入り口で盛り上がってしまいました。

年長に上がった時、もう十分これまでに友達もできたから、新しくママの友達を作ることもないだろうなと思っていたのですが、なんだかそのお母さんのことだけは気になっていました。1学期の参観日、早めに行くと園庭で息子が手を繋いで遊んでいた子がいました。とても仲が良さそうで、その光景が嬉しくて。そんな気持ちを抱えたまま、参観日の後に保護者だけで懇談があった時、たまたま隣り合わせになり、優しく話しかけてくれた方がY君のお母さんでした。自宅に帰った息子に、「今日園庭で遊んでいた子は誰?」と聞いてみると、「Y君だよ。」と。喜びたい気持ちを抑えながら、親子で何か通じるものがあったのねと感激した一日でした。
バス便なので、それ以降全く接触がなく、小学校の健診で偶然の再会。同じ小学校に通うことが分かり、その時もとても喜んでくれました。それから、お遊戯会の時、たまたま隣り合わせの席になったのが、夫とY君のお母さんで軽くお互いご挨拶。自宅に帰り、とても優しい雰囲気の方だったと話してくれて、嬉しくなりました。

そんなプツップツッとした接触しかなく、残念に思っていたところに、コメダのスタッフさん!!そして、なんとなく今までに接客を受けていたような気もして、嬉しいやら笑えてくるやら。ノートパソコンを持って行く時、完全に私もスイッチが入っているし、Y君のお母さんもユニフォームを着ているし、今までまじまじと顔を見たわけでもなく、お互いに柔らかい雰囲気を感じ合っていたので、分からなかった。そんなことってある?!息子を連れて行き、ようやく判明するなんて。感激しながら、チャンスは今しかないと思い、注文を取ってくれた時に連絡先を教えてほしいと伝えると、ちょっと待っててね!と言い残し、コメダの紙のコースターに連絡先を書いて渡してくれました。大好きなコメダで、大切な友達がまた一人できた瞬間でした。この空間で切ない思いを過ごした学生時代、こんな未来が待っていたのね。あの頃の私に伝えたい。
“ここでいつかいいことあるよ。それまで、がんばれ!!”

私がこれまで書いた記事の中の優しいコメダの雰囲気を作ってくれていたスタッフさんの中に、友達がいてくれたと思うと胸がいっぱい。内面から溢れ出る温かい気持ちを自然と出してくれるから、気付かなかったよ。でも、私の周りにいてくれる友達ってみんなそういう人かも。

スタッフの友達に見届けられながら書く、コメダでの記事。『コメダで夢を繋げるノダ』。