非常事態のよう

あまりきちんとしたタイトルも、ふざけたタイトルもと色々考えると、なかなか難しいですね。やんわり、でも真意が伝わるようにという気持ちはいつも乗せて。

私の心の恋人である、野球で一緒のS君のお母さんと待ち合わせの前夜、わくわくして眠れなくなってしまい、参りました。楽しい時間だと分かっているので、気持ちが高ぶってしまったようです。あの究極に無頓着な父でさえ、ゴルフの前日は眠れないと話してくれたことがあり、余計なことだけ似てしまったことが悔しい。そんなふらふらした朝、とりあえずシェアオフィスに行き、編集作業などをした後、待ち合わせ場所に向かう途中、仲良しのKちゃん母子に遭遇。話したいことは山のようにあったので、また改めてというふわっとした約束を交わしてバイバイ。最近どうしてるかなと思っていると会えることが、不思議でならないです。それは多分、彼女が気にかけてくれているサイン。

そんな嬉しいお別れの後、友達に会うと、なんだか本当に自分が男性になったような気持ちになり、楽しいひとときを過ごしました。S君のお兄ちゃんが合宿の時、息子の頭や体を洗ってくれたお礼を伝えると、「部屋が別々になってしまったから心配していたんだけど、良かった~。」と安心してくれて。そして、優しい笑顔で伝えてくれました。「○○君は、お泊りでもあっさり離れて皆の中に入っていって、格好いいなと思うよ。子供ってさ、親に話せないことも色々あると思うんだよ。不安だったりする気持ち。でも、本当にごく自然に馴染んでいて、それってやっぱりすごいことだと思う。」あ~、確かに。直前まで甘ったれでも、何の抵抗もなくバイバイされ、楽しそうに戻ってくる。日常は大変でも、彼の世界は自分で作っているのだと、そこに温かい輪ができていることにもっと目を向けて、褒めてあげなくてはと改めて思いました。そんな話をしていたら、レモンティを頼んだ彼女が、添えてあったレモンの皮をぐるっとむき出し、照れながらパクッ。「Sちゃんの前だからなんの抵抗もなく食べちゃったんだけど、私レモンが好きなの。」めちゃくちゃかわいい!!もう、絶対旦那さんはこういった部分に惚れたんだろうな。私の周りにいてくれる友達は、意外な一面をお互い発見して笑い合えて、そんな関係が堪らなく嬉しくなる時があります。このままでいいんだ、そんな風に思わせてくれる人の存在が、自分自身に優しくなれるよう。私は、読者の皆さんに、そんな気持ちになってもらえているだろうか。こんな時もあるよねって、自分に向けて笑ってもらえているだろうか。

自然と軽やかになり、シェアオフィスに戻ると、受付のカウンターには賞味期限間近のカロリーメイト2本入りが半額で9個置いてありました。いくつ買おうか散々迷っていると、「まだ奥に在庫があります。」と男性スタッフさんが教えてくれたので、1個持ってきてもらい全部で10個購入。「女性の方で、こんなにチーズ味を買ってもらえるとは思わなかったです。」と笑われてしまい、まだ売れ残っていたら声をかけてくださいねと伝えると、喜びながらさらに笑ってくれました。だって、主治医に太るように言われたんだもん。そして、本当は思い入れのある食べ物だから。
高校受験の時、父がコンビニにおでんを買いに行くついでに買ってきてくれたこともあり、夜食代わりにしながら勉強していました。あっさり4本(400kcal)消費した私に、「おやつか!!」と突っ込んできた姉。その当時はフルーツ味がブームだったのに、今はチーズ味。好みの味は変わっても、非常事態に食べたくなる衝動は昔のまま。パソコンのそばにいつもある、大切な原動力。
そして、そこにいてくれる人達を感じる毎日。今日は、カロリーメイトのピラミッドが作れるよ。