コンビニスイーツで1UP

学生時代から時々利用していたコンビニ。
コピーを取る時は、大体が試験勉強の時だったので、つい甘いものに目が行ってしまい、安くて美味しそうなお菓子を探した懐かしい記憶。

一人暮らしの時は、仕事後のご褒美にプチ贅沢気分で、少しだけ高いスイーツを買って、自分で働いた喜びをレジのピッという音と共に感じていました。
スナック菓子ではなくて、生クリームが入った洋菓子、もう学生じゃないぞ!

セブンイレブンのロールケーキが大好きで、あのうずうずの◎の中に絶妙なカスタードと生クリームとスポンジが、喧嘩しないで仲良くそこにいてくれる、「君たち今日もありがとう」と、さすがに話しかけはしないものの、心の中で呟き、自分にお疲れさま。
おしゃれなケーキ屋さんに、一人で一個のケーキを買いに行くのは勇気がいるけど、コンビニでロールケーキを一個買うのは恥ずかしくない。
気持ちもお財布にもお手頃感があって、でも食べている時は至福を感じられるひととき、幸せって結構身近にありますね。

丸い形ってとても好きです。角が取れていて、優しさも温かさも感じるから。
仕事でミスしたり、嫌なことがあってギスギスした時に、張りつめていたり、尖がっている自分がいるような気がして、でも誰にも会いたくなくて、一人でこのまま引きずりながら暗い家に帰るのかな、なんて思った日々。わざと遠回りをすると、コンビニの明かりが見えて、「あったー!ロールケーキ!!」、あの丸い形にほっとした瞬間。
前回もこうして乗り切ったから、今回もきっと大丈夫。
食べ終わる頃には、少しだけ私も丸くなっていられるかな。

育児中の今、ふと働いていた頃を思い出します。すごく頑張っていたり、孤独だったり、情けない自分がいたり、仲間に励まされていたり・・・。とても充実していた頃に戻りたいと育児に追われていると感じる時があって、でも、そんな中でもキラキラしている時間がちゃんと用意されていて、私は私でいいんだと思わせてくれる沢山の出来事を大切にしたいと思います。

今は一人じゃなくて、息子と行くコンビニ。幼稚園の帰りに寄ってみようかな。
一つの商品に思い入れがあって、そこにはその人の想いが沢山詰まっていると感じます。
自分が停滞している時、周りの人に食べてもらいたくなった時、1UPできるものがあったらきっと頑張れる。

大好きな上司がいつも言っていました。「食べる事って、一番身近な幸せだよ」と。
スイーツ好きな私に、いつもシェアしてくれた食べ物と気持ちが心の中にあります。

高価なケーキじゃなくてもいい、優しい気持ちになれたら、コンビニスイーツもきっと極上のケーキ。
今日は、いくつ買いに行こう♪