「 マブダチ 」一覧

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言葉の重さ

良く晴れた月曜日の朝、息子とバイバイする地点まで見送ると、ぽつりと伝えてきました。「学校行きたくないな。どうして学校に行かなきゃだめなの?」彼の質問は年々鋭さを増していく。「月曜日は気持ちが重たいの分かるよ。でも、学べること沢山あるし、週末を楽しみに頑張っておいで。」そう言って笑顔でハイタッチをする...

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本当に好きなこと

姉に会った時、ちょっとしたなんでもない日常の話をしてみました。「Rが急にね、フェンシングをやりたいって言い出したの。」「え~!いいじゃんフェンシング!どうして思いついたんだろうね。なんだか発想がR君らしくて面白い!」「思い当るのは、東京オリンピックぐらいなんだよ。確か一緒に観ていた気がしてね。でも、...

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補欠じゃなくて名脇役

息子を学校へ送り届けている朝、高校の前を通ると、グラウンドで野球部の男子君がトンボをかけながら、尾崎豊さんの『I LOVE YOU』を気持ちよさそうに歌っていて、思わずふふっと笑ってしまいました。それを近くにいた男子君に気づかれ、おいおい外に聞こえてるぞと何やら伝えると、ちょっと照れながら歌をやめる...

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何十年後の未来

いつものように学校帰りの途中にある公園で息子を待っていると、小走りにやってきて伝えてきました。「今日ね、学校終わりの遊び場でD君と合流するから早く帰ってすぐに行くよ!」「だったら、帰らずにそのまま行けばよかったね。」「うん、でも帰らないとママがずっと待つことになって心配するから。」「それはありがとう...

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それぞれの世界観

息子がふとした拍子に伝えてきました。「ボクも左利きが良かった。」「どうして?世の中の仕組みは右利き用になっていることが多いから、結構不便な時もあるよ。」「だって、ママの世界に行けるから。ママと一緒がいい。」その言葉を聞いて、何とも言えない気持ちがこみ上げてきました。二人暮らしを始め、前より密が濃くな...

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新しい出発へ

マブダチK君との感激の再会後、両親の車を見送り、息子と二人で名古屋駅を散策することにしました。西口にあるキオスクに入ると、一人暮らしの時に毎回ここでお土産を買って、母と祖父との別れは後ろ髪を引かれる思いだったなとほんのり切なくなって。それでも、そのお土産を持って大学図書館へ行くとみんながいつも温かく...

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名古屋での別れ

名古屋二日目の朝、両親と別の部屋で、息子は私と慌ただしく身支度。これは場所が変わっても変わらない。8時にホテルを出て、父が行きつけだった喫茶店へ向かいました。メニューを見て仰天!「これ、全部330円なの?!」ホットドッグやサンドイッチなど種類も多く、店主の手作りで、紅茶を頼んだら気合いの入ったホット...

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まっすぐな気持ち

私のドレッサーの上に置いてあるレシートの山が気になった息子が、とってもピュアな気持ちで質問を投げかけてきました。「ママ、レシート屋さんでもやるの?」そんな訳ないやろ!だいたいレシート屋さんってなんだ?もう印字されているし、誰に売るんだ?と心の中で散々突っ込みながら笑ってしまいました。「レシート屋さん...

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心が動いた週末

我が家でたこ焼きパーティをしようと、週末両親を呼ぶことになりました。すると、ふらっと昼前に登場し、玄関先でビールを手渡され去って行った父。その後、母がルンルン気分でやってきて、伝えてくれました。「さっきお父さんが来たでしょ。Sにビール代を使わせたくないから届けに行くって。ポケモンのイベントがやってい...

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サービスエリアに降りてみた

慌ただしい毎日、少しでも気を抜くと後ろを振り返ってしまいそうで、ただ前を見ていました。そんな最中、ようやくシェアオフィスに顔を出すと、満面の笑みで迎えてくれたのは、絵の上手な女性スタッフさん。「お久しぶりです~。最近見かけないので、どうしているかなって思っていたんです。」「ちょっと色々と忙しくて。よ...