意外な接点

朝、幼稚園に送り届ける時、まだ自転車の後ろに息子が乗っていた状態で、スケボーパパに会い、軽くご挨拶。その日の夜、息子が私に聞いてきました。「どうしてママは、朝グッドモーニングって言ってたの?」と。「パパは違う国から来たから、英語で挨拶したの。ところでそのパパの子供で、年少の○○ちゃん知ってる?」と、こちらが質問をしてみることに。
「たまに行く延長保育でいつもいるよ~。プラレールで遊んでる。」なんだ!知っていたのか!園児の数が多い幼稚園なので、接点は全くないと思っていたのに、意外な所で顔見知りでした。息子からのアプローチでも良かったなと都合のいいことを考えてみる。「今度、話しかけてみてね。日本語も英語も話せるから、どっちも大丈夫!」という私の無茶ぶりをかわし、どこかへ行ってしまいました。あとは、延長保育の回数を増やすのみ。チャンスはこちらで用意しよう。

一人暮らしの時、別の接骨院に通っていた頃、そこの院長が私の少し上でそこまで年齢が変わらないことが分かり、すっかり仲良しに。そして、色々な質問をお互いする中で、姉が大阪の女子寮に住んでいたから、先生の関西弁が懐かしいという話をしたら、「場所はどのあたり?」と聞かれたので伝えると、一瞬間があって、「うちの妹もその辺りの女子寮に住んでいたんだよ。」と言われ、会社名まで伝えるとやはり同じ職場で、同じ所に住んでいたことも判明しました。自宅に帰り、電話で姉にそのことを伝え、「○○さんって、お姉ちゃんの女子寮にいた?」と聞いてみると、後輩だったよという返事。「今、そのお兄ちゃんに施術を受けてきたよ。接骨院の院長さん。なんだか不思議なご縁だね。」そう伝えると、「アンタのアンテナ、なんだかすごいわ。どこでも人を引き寄せてくるな~。」と感心され、笑えてきました。

それにしても、大阪で女子寮が一緒だったということは、何度か訪問した時にすれ違っていたかもしれないな。その話を先生に伝えると、「俺も一度車で送っていったことがあったで。」と言われ、何とも言えない不思議な気分になりました。「先生、関東に来ても関西弁抜けないの?」「メールでもこのままや。普通に打とうとすると逆におかしくなる!」なんだかやっぱり大阪楽しそう。

改めて会った時に、姉にもう一度聞いてみました。「女の世界だったから、色々あったよ。接骨院の先生の妹さんとは直接のやりとりは無かったけど、お互いに知ってはいたよ。私はたまたま同期に恵まれて、何か嫌なことがあった時も話を聞いてくれる仲間がいてくれてね。大変だったけど楽しかったよ。まさか後輩のお兄ちゃんと知り合いとは、世間は狭いね。」
姉が、仕事で辛いことがあった時、泣いて自宅に電話をかけてきたことがありました。その回数が段々減っていったのは、女子寮の友達との信頼関係が深まっていったからなのかも。名古屋から妹が遊びに来たというのに、皆と合コンがあるからと管理人さんに鍵を預けて深夜帰りをした姉。でもその前に、半分酔っぱらったねえさん達が、姉宅のドアを叩き、「Sちゃ~ん」という声が聞こえてきました。「チャイムあるやろっ。」と私なりに心の中で突っ込み、お風呂に入っていたので出られず、帰宅した姉に事情を話しました。「合コンに行かなかった友達に、妹の様子を見てきてってお願いしておいたの。」自分が楽しむだけではなく、心配してくれていたのね。

その話を接骨院の先生と話していたら思い出し、大爆笑。「心配して来てくれたはいいけど、酔うてるがな。」あそこの女子寮、学生寮みたいで楽しそうだった。そう話すとそっと微笑んでくれました。
先生も同じように、妹のことが心配であり、応援していたんだね。