好みが分かる

この間、息子を寝かしつけた後、夫が会社からコンビニスイーツ2つを持ち帰って来てくれました。
それは、チーズケーキとマフィン。
スイーツ好きな私に、先に選んでいいよ!と言ってくれて、パソコンをカタカタやりながらご褒美に食べようと思い、ちらっとにらめっこ。う~ん、究極の選択だ!

ひと段落してほっと息をつき、夫に「マフィン食べてもいい?」と聞いてみると、「最初からそっちを選ぶと思っていたよ。」と言われたので、驚いて理由を聞いてみました。
「だって、恋愛中からいつもカフェではマフィンを食べていたでしょ。」あ~、そうだった!
焼き菓子が大好物なので、その時々によりブームがあり、カフェ・ベローチェにはまっていた時は、必ずマフィンを注文していました。
そんな記憶、すっかり飛んでいたのに、夫はどうでもいい内容をしっかり覚えてくれていて、そんなことがなんでこんなに嬉しいのだろうと色々考えてみる。

1時間、どちらにするのかずっと迷っていたのに、夫は最終的に私が選ぶものが分かっていたということは、なんだか私よりも私のことを知っているかのような振る舞いに、10年近く一緒にいる月日を感じたんだろうな。
そこにいるのが当たり前。愛とか恋とか、そんなものは飛び越えてしまったのに、その当たり前にちょっとだけキュンときてしまいました。本人には言わないけど。って、夫も読者かっ!

息子は、コメダが大好き。理由は、あのもちもち食パンが堪らないみたいで、おもちゃや絵本も充実しているから。中でも、アンパンマンのカルタがお気に入りで、毎回付き合わされます。
レギュラーのキャラは知っているけど、マニアックな登場人物は全く分からなくて最初は苦戦。『だいこんやくしゃ』が息子のツボを毎回刺激するらしく、いつも出てくるとお腹を抱えて笑っていて。どんだけツボが浅いんだ!!いい加減、見慣れようよ~。
週末、その話を夫にすると、他のキャラも見てみたいと言われたので、スマホから調べてみたら、ものすごい量のアンパンマンキャラクターが出てきて、大爆笑。その中でも『いくらどんちゃん』があまりの可愛さで、すっかり虜に。

こんなことで盛り上がれる我が家は、みんな単純。大根を見る度に、だいこんやくしゃだと盛り上がる息子を知っている。未来の彼女にこの情報は伝えようと密かに企んでいます。喧嘩をしても、アンパンマンの隠れキャラの話をしたら、息子は食いつくはず!

恋愛中から、私は夫をカフェに誘っていたのか~と改めて振り返っていて。やっぱりベローチェが一番多かった。育児に追われて、そんなことすっかり忘れていたよ。そして、行きつけのベーカリーカフェに後で来てね!と本を読みながら待っていたことも。
一人でいるのが楽、なんて言いながらも、自分のホームグラウンドに夫が来て、カフェの良さを一緒に感じてくれることが嬉しかった。

マフィンは、1UPキノコに似ているから好き。そんなどうでもいい情報も、マリオ世代の夫は知っている。