900記事と7年目超え

実は今回が901記事目、そして気が付くと7年目に突入していました。台風などの影響で、毎日のように目が回ってしまい、あまり数字を意識していなかったので、いつの間にか通過していた訳で。そんなこんなで、目標1000記事まで今のペースを大切にゆっくり進んでいこうと思います。当初は、『さくらdeカフェ』のカウンターで立ちながらお話をする元気な自分がいました。それでも、様々なことがあり、調子の戻らない日もしばしば。そんな中で来てくださる方達に、ソファ席から語りかけているそういった心境です。以前よりも公開の頻度は落ちました。でも、緩やかになったからこそ伝えられる想いもあると思っています。日々の生活の中で、過去に思いを馳せ、未来に繋げていく。スピードが緩くなったから見えたもの、感じたものをまた少し角度を変えながら届けていけたらと、その中でみなさんの“なにか”と重なった時、ほんの少しでも楽になってもらえたらと願っています。このサイトが、ここに集う方達の小さな光になりますように。7年目も老舗のカフェを目指して頑張ります。2023年、夏を感じながら後半戦の始まり。

週末は、息子とバッティングセンターへ行く約束をして、本当に行ってきました。そこは、バスケのフリースローとピッチングもできる場所で、色々と試すことに。そして、ヘルメットを被り、金属バットを握りしめ、息子は球速75kmのバッターボックスへ。最初は空振りが多かったものの、段々慣れてきてゴロを打つように。その日は日曜日、本来なら野球チームに行っていた日でした。年長から始めた野球、あたたかい仲間に囲まれ、息子のバッティングフォームは安定し、球は速くなっていきました。そんな中、コロナ禍に入り、野球ができなくなった日々。ポツポツとようやく再開できた時も、学校だけで大変だった息子のモチベーションはどんどん下がっていきました。正しい道はどこか、模索した毎日。そこで至った結論は、彼の意思を尊重すること。それでも、ただ辞めるのではなく、ここまで指導してくれた監督やコーチにお礼を伝え、これからも野球を好きなタイミングでやっていこう、これまで続けたことはきっと体に沁みついているからもらった気持ちや技術は忘れないでいてほしいと伝えると、分かってくれました。野球を通して、息子と自分を繋げてくれたパイプは太く、そこに力を注いでくれた野球チームのみんなを、バッターボックスに立った息子を見て思い出したら、感無量でした。私が見学に行くと、審判をしていた監督が気づき、紅白戦で息子が打席に立った時はなんとか打たせようとなかなか三振にはならなかったな。ツーストライクになって追い込まれても、ピッチャーをしていたコーチはわざと緩く投げ、打たせようとした。それでもバットは空を切ると、監督が「もう一球!」と言ってくれて。それからボテボテのゴロを打ち、一塁に駆け抜ける息子を優しい眼差しで見届けてくれました。厳しさとぬくもりがいつもいい感じで混ざり合っていた野球チーム、彼の中にいつまでも残ってくれているだろうか。その後、私もヘルメットを被り、左利き用のバッターボックスを探すと90kmしかないことが判明。息子に慰めてもらいながら、そんなことには慣れていると思い、軽く素振り。そして、球が来ると予想以上に速く、何球か空振りしてしまいました。そして、ようやくバットに当たると息子がひと言。「ママ、今のゲッツーだった!」なんでわざわざアウト二つにしてくれる?!ランナーがいる設定?そこはセカンドゴロだった!では良くないか??と思っていると笑えてきて。それでも、会心の当たりが一球だけあり、センター前ヒット~と心の中で大喜び。機械音と共に球が来てバットに当たる音が、まるでスライドのよう。カキン、父がボールとバットを持たせてくれた幼少の頃。カキン、初めて行った小学生のナゴヤ球場。カキン、家族で行った中学生の甲子園。カキン、甲子園の予選でアルプススタンドから大声で応援した高校時代。カキン、ナゴヤドームで一日バイトをした大学時代。カキン、社会人になり、義理の兄が姉と共に誘ってくれたバッティングセンター、ナイターで夏の夜の匂いがしました。一枚ずつ音と共に思い出し、これが生きるということなのかなと。自分のアルバムを思い出す時、枚数ではなくその一枚を見て涙が溢れそうになるそんな瞬間を心に留めておきたい、そうしたらどうしようもなく辛くなった時も、這い上がれる力をくれるんじゃないか、きっとそんなことの繰り返しでここまで来たんだよね、思いっきりバットを振りながらそんなことを思いました。まだバットを構えていたら、後ろから息子の声が聞こえ終了したことが分かって。「いい当たりは1本だけだったね!」あんたもや!!と笑えてきたものの、もうこの時間がアルバムに収められるのだと思うと胸がいっぱいでした。その後も、公園で本気のキャッチボールが待っていて、今日は全身筋肉痛です。ほっとする月曜日、これからも続いていく。

4年生が終わる春休み、息子が友達7人で遊ぶ約束をしようと思ったら、その日はママと銀行に行く日だったから断ったと話してくれたことがありました。私がばか過ぎて、彼の暗証番号を忘れてしまった為に、本人を窓口まで連れていくことになった通称4ナンバー事件。なんだか悪いことしたなと思い伝えました。「クラスも変わるし、男の子7人が集まって遊ぶなんていう機会そんなにあるものじゃないから、そっちを優先させてくれていいよ。ごめんね。銀行は日にちの変更がきくから。」「いいの。ボク以外にあと2人都合が悪くて、3人で別の日に遊ぶから。○○君のお母さんが自宅でドラえもんの映画を見せてくれることになったから、D君と行ってくるよ。」なんだかみんな適応能力が高いな、それにしてもドラえもんの映画鑑賞なんて、チョイスがかわいいじゃないか!とほっこりしました。おうちにお邪魔するお友達は、アレルギーがあることを知っていたので、息子からの情報でフルーツなら大丈夫だと分かり、ぶどうを持たせることに。夕方になって、楽しかった~と喜んで帰ってきた彼の表情を見て嬉しくなり、お母さんにお礼のメッセージを送りました。その方は、1年生の時に息子が一緒に遊んだ時に携帯の番号を書いてお手紙をくれた人でした。これからもきっと仲良くさせてもらうからいつでもご連絡くださいと。息子が繋げてくれたそのご縁を、ずっと大切にしていました。そのお母さんと、ドラえもんの映画でまた繋がることができ、優しい気持ちをもらいました。人とのご縁は、とても自然な形でやってきて、すごく頑張らなくても繋がる人とはまたその流れの中で交わることができるんだなと。ここを訪れてくださる方達が、再訪してくれたこと、その積み重ねでこのサイトは大きくなりました。そんなみなさんに出会えたこと、ありがとうといつも応援していますと伝えさせてください。1000記事目に向かって、その景色を一緒に見られる日を楽しみにしながら、いつもここでお待ちしています。明日は七夕~。