弱っていても進んでみる→

なんとなく風邪気味で体が重い。
そんな日は、気持ちまで引きずられている気がして、弱気な自分がいます。
そして、どんよりした曇り、身体と比例した天気に対抗したくなって、朝から変なテンションに。

幼稚園に送り届けた帰り道、仲の良いママ友の姿を見かけて挨拶すると、そこにはいつもの笑顔があって、何でもない会話を楽しめている時間にほっとし、ちょっと充電できてニンマリ。

体がだるい中で車を走らせると、サザンオールスターズの曲が流れてきて、週末夫が聴いていたその時間を共有できた気がして、ちょっとだけ嬉しくなりました。
弱っているのも悪くない。一緒に住んでいるのにちょっと恋しくなる気分、本人には言えないけど、恋愛中のふわっとした気持ちが一瞬蘇りました。

お気に入りのカフェに行き、相変わらずの温かい雰囲気で迎えてくれるスタッフさん達がだんだん友達のように思えてきました。
体調が悪くても、いつもと変わらない優しさがそこにはあって、やっぱり来てよかった。
jazzを聴きながら、音楽に身を委ねてカフェオーレを飲んでいると、立ち止まれているような気がして、優しさを自分に向けられているようで、また前に進みたくなる大切な時間だと感じます。

以前の私は、とにかく前に前に進みたかった。弱っていることを認めたくなくて、気づかないふりをして、「私は大丈夫」と言い聞かせることで奮い立たせていました。その皺寄せってやっぱりどこかにあって、崩れた時に心底自分が嫌に・・・。
そんなことを何度も経験して、立ち止まることを覚えた時、周りを見渡したらそこには沢山の人達がいてくれて、拠り所として待ってくれていることに気づいた時、泣けてきました。

一人で頑張らなくていいんだ。

ほっとできる場所、ほっとできる人、ほっとできる出来事、実は周りに結構あるのかもしれません。スピードを緩めると、いつもより見えてくるのかも。
今日の私は、スタッフさんの気遣いが普段よりも心に沁みました。
無理して前に進むんじゃなくて、今の自分に出来ることを探しながら進んだら、何かを感じられるのかも。

カフェオーレにお砂糖をたっぷり入れてみた。ちょっと太るかもと思いつつ、風邪をひいているし、まあいいっかと開き直ったら、楽になった。
お砂糖が私の風邪薬になってくれるかな。

この文章を読んでくれた人達が、カフェに行った気分になって、肩の力を抜いてまた明日頑張ろうと思ってくれたら何よりです。
曇りのち、晴れのち、天気に左右されない心の快晴↑