ちょっと前の慌ただしい午後、量販店の方から電話が入り、BVLGARIのオーバーホールが無事に終わったという連絡を頂き、翌日取りに行ってきました。なんだか久しぶりに手に取ることができたので嬉しくなってしまい、ピカピカの状態でもあったので、またここから頑張ろうと思いました。よく見ると、1分程時計の針が進んでいたのですが、しっかり直してもらったので、これ以上注文を付けてもいけないと思い、そのまま帰宅。
そんな時、ふと大学時代の女友達と交わした会話が思い出されました。「私の腕時計、わざと4分遅らせているんだよ。4分ぐらい男性を待たせた方が、なんだか可愛げがある気がしてね~。」えっ?!そんな技を使っちゃうの?「Sちゃんは、きちんとしすぎているんだよ。少しぐらいそういった部分があってもいいと思うよ。」そんな風に話してくれた彼女は、実は律儀で、言っている程人を待たせないことも知っている。そう、心のゆとりを生むための遊び心の4分遅延。大学生なんだから、それぐらいの緩さが必要だったのかも。私の1分前倒しの時間はどう解釈しよう。1分先の未来が見えていたら、なんだか素敵。頭痛持ちの私は、雨が降る前が分かるよ。そういうことじゃない?!
息子の宿題に相変わらず苦戦の毎日。それだけでなく、学校でやってきたテストやプリントの直しも発生し、いつも同じ間違いを繰り返すので、さすがに説明も疲れてしまい、久しぶりの激怒。喝を入れる為にも怒る予定が、積もり積もったいら立ちをぶつけてしまい、大泣きされてしまいました。さすがにこんな状態を止めなくてはと思い、その夜は帰宅した夫にお願いすることに。何とか無事に終わったので、とりあえずほっと寝た翌日、息子が再度持ち帰ったプリントには、夫が教えた問題が間違った状態で戻ってきていて、二人で大爆笑。赤ペンで先生に直されているってどうよ。しかも、母親が教えたことになっているし、と思いつつお願いしたのは私なので、あまり怒る気にもなれず。それでも、ここはヒール役になってもらおうと企み、息子と二人で、「せっかく他の問題は解けていたのにね。」って、よく分からない絆を深めた夜。その後、夫が帰宅すると、息子が満面の笑みで、「パパ、もうすぐママに怒られるからね!」と予告をしに行き、吹き出しそうになりました。そして私に駆け寄り、小声でひと言。「パパに怒る時はボクに教えてね。」と手で口を押さえながら、一生懸命ぷぷっと笑いを堪えていて、いつも自分が怒られているので、誰かが怒られる姿を見られることがさぞかし嬉しかったよう。
疲れている中で宿題を見てくれた夫を不愉快にさせないよう、息子が喜ぶぐらいのトーンで怒るって意外と難しいと思いながらも、「昨日教えてくれた問題、間違っていたよ!」と半笑いで伝えると、「え~!!」というなかなかナイスなリアクション。息子がくっくっくっと笑っていて、日頃のストレスが発散できたようなので、これはこれでありだったのかも。怒られているのはボクだけじゃない、そんな気持ちが息子の心を少しだけ軽くさせてくれたようです。その問題、二度と間違えないんじゃないかなと思うようなインパクトを、どうもありがとう。
いつもパソコンの前で張り付いて仕事をしている、プログラマーのMさん。私とはまた違った視点で、このサイトを見てくれています。「読者の皆さんとSちゃんが書くさくらdeカフェの間に、波動のようなものを感じるよ。色々なサイトを手掛けてきたけど、こういった気持ちになったのは初めてで驚いているよ。」と。SNSを止めて良かったなと思いました。想いを届けたその先で、共感してもらえるという、何とも言えない喜びをもらっているから。図書館で得たもの、それを架空のカフェのマスターとしてネットの世界で書くことは、何事にも変えられない希少な経験。