人を結ぶ

スタバで出会ったヘッドホンの男性。その方とお話をさせて頂き、プログラマーのMさんと話が合うだろうと感じ、週末に皆の予定を合わせて、スタバで三者会談をさせて頂くことに。イメージ通り、とても和やかに時間は流れ、専門的な話になったので、目を開けたまま寝ていました。ってそれは冗談ですが、なんだか心地よくて。私は、ただのきっかけに過ぎないのですが、お二人が刺激し合ってくれたのであれば、それが何よりです。人とのご縁は、こういったものかもしれませんね。

そして、場所を変えて、二人でミーティングを行った後、夫とMさんの二回目の飲み会をまた勝手にセッティング。回数を重ねる度、距離が近くなり、よりくつろげる過程を見せてもらえることが嬉しくて。異性だから話せること、同性だから話せること、年齢が近いから、逆に離れているから、職業が違うから、同じ業界で働いているから。その場その場で、気楽に感じるポイントはあって、だから楽しいし、吸収できるし、自分を高められるのかも。
日付が変わる頃にほろ酔いで帰ってきた夫の表情を見て、全て読み取れた気がしました。
“いいお酒だったよ。そして、いい時間であり、いい友ができた。”
今夜もまた作戦成功の瞬間でした。いいね、やっぱり男の友情。どこかでさっぱりしているのに、さりげなく深さを見せてくれる。気にしていないふりをして、相手を気遣うところ。そんな二人の化学反応を、こっそり自分の活力に変えて就寝。

そういった嬉しいことがあった翌日、一人でコメダへ。お店に着いたのは11時過ぎだったので、店内は混んでいて、入り口近くの椅子で待っていました。少し経ち、テーブル席に呼ばれると顔なじみのスタッフさんに、ドミグラスバーガーとカフェオレを注文。すると、小声で伝えてくれました。「随分待たせてしまったので、モーニングセットも付けて頂いて大丈夫ですよ!」なんだか驚いたのと嬉しかったのと、私の胃袋大丈夫か?!と思ったのと色々で、でもここでお断りをしたら、せっかくの気持ちを台無しにしてしまうような気がして、「本当にいいんですか?」と言いながらも、ちゃっかりお言葉に甘えてしまい、あんこのセットをお願いしました。そして、同じスタッフさんがさりげなく届けてくださり、その後に店長さんが、ドミグラスバーガーを届けてくれて、思わず私の顔を二度見。意外と大食いに見えたのか、素で驚いていて、なんだか一緒に微笑んでしまいました。
多分ね、常連のお客さんであることは、顔なじみのスタッフさん皆が感じてくれている。その気持ちを、店長さんが間接的に感じてくれたのか、ただ驚いただけなのかは不明ですが、そんなやりとりまでもが嬉しくて、雰囲気を良くするってこういうことなのかと改めて思いました。

珈琲一杯が人を繋げてくれる。それは、本一冊と似ているのかも。たった一冊の本でどれだけの人と関わってきただろう、どれだけの会話をしてきただろうと、やはりカフェにいると自然と流れ混んでくる図書館での感覚。「ありがとう」と伝えてくれた気持ちに「ありがとう」で返す心地良さが、人を少しだけ豊かにしてくれますね。

「また飲もうよ」と夫に伝えたプログラマーのMさん。「またぜひ」と答えた夫。そんな別れ際も、足を軽やかにさせてくれるんだろうな。実際はぐらぐらだったんだろうけどね。
彼らを繋げた私は一人カフェ。いいんじゃない。この空間で、スタッフさんが癒してくれる。