過程を楽しもう

お風呂上がりに、息子が何気なく聞いてきました。「人間って、昔はどんなだったの?」と。「最初はサルみたいだったんだよ、だんだん進化していったの。」「初めは、おさるのジョージだったの?」そんな訳ないけど、想像したら可愛らしいじゃないか!あれは、1匹だから愛嬌があるのであって、沢山いたらさすがにうるさいわ!と心の中で思いつつ、6歳児の発想に脱帽。
そして、持って帰ってきた学校の算数のプリントを見てみると、赤鉛筆で丸つけがされていて、どうやら隣の女の子と交換して行ったよう。引き算の20点満点中、1問だけ間違っていたので本来であれば19点だったのですが、よく見ると70点になっていて大爆笑。どれだけサービスしてくれたんだろうともう笑うしかなくて。「これ、本当は19点だよ。」と息子に言ってみると、「え~、知らな~い。○○ちゃん、ボクと仲がいいんだよ。」いやいや、そういう問題じゃなくて、点数盛り過ぎでしょ!

企業ラグビーの後援会から、会員カードと商品が届き、準備は万端。初めて行く秩父宮ラグビー場が今から楽しみです。ルールはね、少しずつ覚えていく。そんな過程までも堪らないことを知っているから。

高校時代の野球部エース、どうしても友達になりたくて自分から話しかけました。「負けた試合も最後まで投げ切って感動的だったよ。スタンドで応援していた。私ね、キャッチボールが得意なんだ。」「応援ありがとう。機会があったら、キャッチボールする?」そんな何でもないやりとりの中で、本当に実現した公園でのキャッチボール。「球も速いし、コントロールがいい!」と笑われながら、学校のエースに教えてもらった投球。その左肩で、チームを牽引したんだね。「控えのピッチャーはいなかったの?」「2年にいたことはいた。でも監督が、お前が打たれるなら仕方がないと託してくれていたんだよ。」その信頼関係は、スタンドからもよく分かりました。連打されても、微動だにしない監督。集まるのはナインだけ、エースはお前だ。誰もが感じていたマウンドの上。

彼はスポーツ推薦で野球の強い地元の大学へ。なんとなく仲が良くなったことを察した監督は、実は2年生の時の担任でした。体育教師であり、人情に厚い先生は、卒業式の時に私に声をかけてくれて。「よくここまで頑張ったな。○○(エース)さ、あれだけ予選で結果を出してくれて、推薦で大学が決まったけど、入ったらライバルばっかりの中で戦うことになる。ふと、弱音を吐いたら聞いてやってくれないか。アイツは、チームの為にも学校の為にも投げ切ってくれた。本人にしか分からないものを一人で背負い込んでいたと思う。俺の手から離れるから、よろしく頼む。」私はマネージャーか!と思いながらも、恩師の親心が沁みました。そうだよね、先生はそういう人。だから、野球部は羨ましくなるぐらい仲が良かった。私の方こそありがとう、先生。

その後、大学に入り、新しい生活にようやく慣れ始めた頃、一本の電話が。「S~、元気か~。」あ、高校のエース君か、ていうかテンション高すぎるし。「ちょっと電話変わるな。今野球部のメンバーと歓迎会で盛り上がっているんだよ。」は?「初めまして~。私マネージャーの○○です~。」「あ、はい、○○がお世話になっています。」どんな会話やねん!と思っているとまた本人。「皆うまくてさ~、凹むこともあるんだけど、いい奴らだよ。でもやっぱり自分が小さく感じる。」「小さなサウスポーは、マウンドで大きく見えたよ。あの頃を忘れないで、自分のピッチングを信じて。活躍する日を楽しみにしているから。」「・・・。S、ありがとな。」
それが、大学に入って最初で最後の電話。監督の読みは当たっていた。これがきっと最後の采配。