カフェで記事を書いていると、涙が溢れてしまうことも、笑えてくることもあり、最近の小さな悩みです。
すごく冷静に書こうと思っても、気持ちを込めると自然にそうなってしまい、それだけ居心地がいい証拠なんだろうな。
そっと、涙を拭いていた時は、斜め前にいた若い男性の方が気づかないふりをしてくれて、目を逸らすとまだ気にかけてくれている気配がなんだか嬉しくて。
会話はなくても、居合わせているあの空間が、素直な気持ちにさせてくれます。
それは、図書館も同じ。図書館でわいわいやっていると、どうしても迷惑になってしまうので、一人の利用者の方が多いですね。静けさの中で、ペンを走らせる音、ノートや本をめくる音、キーボードを叩く音が、なぜか一緒に勉強をしているようで、人の存在に助けられていたりします。
大学図書館で働いていた時、閉館10分前に館内アナウンスを流す際、風邪気味の酷い声で放送をかけてしまった時がありました。
すると、全く面識がなかった男子学生さんが「風邪、大丈夫ですか?」と言ってくれて。
向こうは私のことを知ってくれていたようで、いつもの声と違うと感じ、心配してくれて驚きました。さりげなく見てくれている、その感覚はやっぱりカフェに似ているのかも。
図書館カウンターに座っていた時は、話しかけられやすい雰囲気を醸し出すように、上司によく言われていたので、下を向くことなく、利用者の方の様子をそっと見ていました。その習慣が抜けきれないのか、カフェにいてもどんな人が利用されて、何をしていて、どんな表情なのか、とても気になります。
その上司が、図書館2階の利用者が統計上少ないので、1階にあるスポーツ新聞を2階に持っていったら男子学生が増えるという話に。「そんなことで本当に変わるんですか~。」と半信半疑だった会話。
カウンターで「スポーツ新聞どこに行っちゃったんですか?」と何人もの男子学生さん達に聞かれ、2階に流れていきました。
1か月が経ち、Excelに入館者数を打ち込むと、2階の数字が見事に増えていて。統計を保存し、後ろを振り返ると「ほ~らねっ。」って顔をしていた上司。男性目線は男性の方がよく分かると感じた、ちょっと悔しかった出来事です。
カフェ利用を頻繁にするようになって、意外と男性客が多いのはなぜだろうと改めて考えてみる。やっぱり、スマホやノートパソコンの普及も影響しているのかな。読書や勉強は、男女共通だから?
ほっとできる雰囲気は、年齢性別関係なく、心を落ち着かせたい時に行きたくなるのかもしれませんね。
数字が全てではもちろんないですが、人の流れを知ることができる統計はやっぱり気になります。
だから、さくらdeカフェにもページビューを設置。
会話はなくても、そこに居合わせた人達を感じてください。