夏休みという響き

今、幼稚園が夏休み中で、常に息子と一緒にいる毎日。
幼稚園後の疲れた夕方は、爆弾低気圧並みにぐずる時があり、覚悟をしていたのですが、休みに入ると意外と素直で、拍子抜けしています。

集団生活で無意識のうちに溜めたストレスを、私一人にぶつけているのかも。
受け止めきれない時もあってごめんねと、たまには優しくなってみる。

ゆっくりとした時間が流れるので、ふと大学時代の男友達を思い出しました。
遊んでばかりいて、講義をさぼっていたので、毎日が夏休みみたいな生活を送り、結局皆と卒業できずに留年してしまい、「俺は大学を守る!」なんて調子のいいことを言っていた友達。
それでも、私が在学中に資格を取る為に通常の講義とは別に受講していた試験が終わるまで待って、皆で一緒に打ち上げをしてくれたいいヤツです。

適当なふりして、人の気持ちをいつも大切にしてくれていた。
彼から学んだこと、実は結構ありました。
無事卒業できたと連絡をもらった電話で、公務員試験にも受かっちゃった!という電撃発言。
大学生活を思いっきり楽しんで、とことんスイッチを切り替えた結果だろうな。
人生も楽しんでほしい。

朝息子に、「公園の遊びは何が好き?」と聞いてみたら、「ダイソー!」という返事。
「シーソーでしょ!!!」なんで100円ショップやねん!「ソー」しか合ってないわ!!
といういつものやり取り。
まあ、公園好きなのは知っているので、仲良しのお友達と待ち合わせ。
かなり楽観的な男の子ママが、「最近カブトムシを飼い始めたら脱走しちゃってさ~。いないと思っていたら、深夜に天井に張り付いていて叫んじゃったよ。」
公園でお腹を抱えて笑った楽しい時間。
もう、息子の友達のママではなくて、私を笑わせてくれる大好きな友達。

別れ際にいつも言ってくれる「また遊ぼうね♪」は、息子だけでなく私にも伝えてくれる言葉。
子供のように嬉しいよ。

夏休みって、子供だけが楽しむものじゃないよね。
遠くに行かなくても、この響きがわくわくします。
スポーツ好きな私が一番苦手なのは水泳だけど、今年はもっとプールに行って戯れよう。

幼稚園の担任の先生に夏休みの予定をさりげなく聞いてみたら、「たまにはゆっくりしてきます♪」と、にっこり笑顔で、目はもう目的地に向かっていました。

それぞれの休暇、童心に返って、「夏休みの思い出の絵」が描けるぐらい心に刻みたいですね。
日焼けした肌が、きっと夏休みの大切な記録。