おくりもの
息子の隔離生活も終盤に入り、大分良くなっていると、ピンポンと音が鳴りました。モニターを見ると、知らないご年配の女性の方。こんな状況だし、とりあえずスルーをさせてもらうことに。そして翌日、私がトイレに入っている間にもう一度鳴ったらしく、後から息子が教えてくれました。なんだろう、さすがに気になるなと郵便...
-自分らしくいられる場所-
息子の隔離生活も終盤に入り、大分良くなっていると、ピンポンと音が鳴りました。モニターを見ると、知らないご年配の女性の方。こんな状況だし、とりあえずスルーをさせてもらうことに。そして翌日、私がトイレに入っている間にもう一度鳴ったらしく、後から息子が教えてくれました。なんだろう、さすがに気になるなと郵便...
息子とヤクルト戦を観ていた夜、質問をしてきました。「ママ、カットボールって何?」「お母さんね、球種については詳しくないの。ストレートとカーブならなんとなく分かるんだけど。」「ピッチャーの投げた球が、途中でパカッと割れてカットされるんじゃない?!」そんな訳ないやろ!!「それでは試合にならないよね~。二...
息子を学校へ送り届ける途中、一悶着あり、少し気まずい雰囲気でバイバイ。背中を丸めて歩く後姿を見て、このまま学校へ行かせたらずっと一日辛い思いをさせてしまうと思い、追いかけました。そして、軽くハグ。その行為に少し安心してくれたことが分かり、それでも俯きがちに歩き出したので、少し間を置こうと思いお別れ。...
息子を学校へ送り出し、朝の準備をしているとなぜか急にHOUND DOGの『ff(フォルティシモ)』(作詞:松尾由紀夫、作曲:蓑輪単志)が頭の中で流れ出し、高校2年のバスの中が蘇ってきました。担任は体育の先生で、野球部顧問。みんなで遠足に出かける車内で、誰かが先生にカラオケ歌って~と声をかけると、迷い...
岐阜の小学校にいた頃、母が月命日で住職さんがいらっしゃるということで、祖父の様子を見ることも含めて、月に一度一人で名古屋に帰っていました。その時、学校から帰宅すると急に気分が悪くなってしまい、姉が大慌て。自力で起き上がれない妹を心配し、父が帰るとすぐに夜間診療に連れて行ってもらうことに。そこで受けた...
今日は待ちに待った遠足。2年連続コロナの影響でバス移動はなく、市内の散策だったので、息子はずっと楽しみにしていました。「ママ、天気は大丈夫?」「晴れそうだよ。良かったね!」そんな会話を何度繰り返したことか。そして、前日に持ち物の確認をして、日本シリーズ第3戦を観ることに。すると、画面の右上を見てひと...
ホルモン治療を始めてから、シェアオフィスに行く回数がすっかり減ってしまい、それでも、挨拶をするようになっていた黒人の綺麗な女性の方が、私に気づき、ガラス越しから手を振ってくれました。きれいな人、お会いする度にドキドキしてしまい、洗練された女性ってこういう人のことを言うのかなと毎回嬉しい気持ちになりま...
いつものように宿題を見た後、息子が凹みながら伝えてきました。「明日苦手な音楽があるんだよ~。だから、学校に行きたくない。あっ、でも理科が二時間連続だった。やっぱり行く~。」単純やな。音楽の重さよりも、理科二時間の気持ちの軽さが勝ったのね。「お母さんも図工の前の日はなんとなく憂鬱だったから分かるけど、...
息子が私と野球をやりたいと言い出し、近くの公園でカラーボールと柔らかいバットを持って本気の練習が待っていました。プニプニのボールなのでそんなに飛ばないかと思いきや、フルスイングをするので呆気なく飛んでき、ロングスカートを履いた状態で右往左往。「ちょっと~。取る方も大変だから交代する!」と言うと、おと...
名古屋二日目の朝、両親と別の部屋で、息子は私と慌ただしく身支度。これは場所が変わっても変わらない。8時にホテルを出て、父が行きつけだった喫茶店へ向かいました。メニューを見て仰天!「これ、全部330円なの?!」ホットドッグやサンドイッチなど種類も多く、店主の手作りで、紅茶を頼んだら気合いの入ったホット...