『成功できる人っていうのは、「思い通りに行かない事が起きるのはあたりまえ」という前提を持って挑戦している。』(トーマス・エジソンの言葉)
この言葉の意味を、自分の中に落とし込めるまでは、まだまだ時間がかかりそうですが、挑戦し続けたいですね。
心理学を学びたいと思っているのは、本当に様々な理由からですが、一番は“自分自身を知りたい”ということ。息子のあの単純さが嬉しくて、私も本当はこんなだったのかなと、今からでもシンプルな思考を身に付けたいと、時々彼を見て羨ましくなります。それでも、ちょっとしたこちらの変化に気づくところは相変わらず。人の何でもない心境の違いを敏感に感じ取り、「ママ、大丈夫?ボクがいるからね。」と伝えてくれた時は驚きました。心の琴線に触れること、網の目が細かい所はやはり似ているようです。
私がどうしようもなく、母のことで悩んでいた時、夫がぽつりと伝えてくれました。「お義母さんがどれだけSにこれまで甘えて、大変な思いをしてきたかはよく分かるし、相当な負担だったと思う。でも俺は、お義母さんとそんなに価値観が違うとは思っていなくて、一緒にいて楽だなと思えるところもあるんだよ。決して、悪い人ではないと思ってる。」一瞬、本当に一瞬。自分の中の鉛のような塊が、ふわっと浮いたような気がしました。こんなひと言に、これまで私は沢山の人に助けられてきたのだと、夫は母の弱さもいい所も冷静に見てくれていて、突き放しきれずに助けていた気持ちも、そこにどれだけの葛藤があったのかも気づいてくれていました。夫に、沢山の迷惑をかけていたかもしれない、そんな劣等感まで吹き飛ばしてくれたその気持ちを、大切にしようと思います。夫婦の絆が深まる時は、きっとこんなとき。
今日、ブランチに出た時、我が家でずっと愛用しているお魚の形をしたスポンジを買い、シェアオフィスのスタッフさんにプレゼントをしました。給湯室をフル活用させてもらっているお礼の気持ちを込めて。小さなことです。とっても小さなこと。それでも、なぜかありがとうを形にしたくて渡したら、男性のスタッフさんがとても喜んでくださり、私も嬉しくなりました。夏でもホット。エアコンが効いている部屋で飲むホットドリンクは、有難いぐらい体を温めてくれます。それだけじゃなくてね、前にポットを使った方が、一杯分余計に温めてくれていたり、給湯室で何気なく挨拶を交わす方もいたり、そんなきっかけを作ってくれるその場所へのありがとうです。何でもないことで、ほっこりする。今日はなんとなく体がだるいと思っていたその後に感じた優しさに、一日助けられる日常。見逃さないでいたいです、一つ一つを。
公文の先生の所へ行ってプリントをやった初日、一学期の遅れが顕著で、先生が丁寧に教えてくれた中で、丸を付けながら息子に伝えてくれました。「この部分、3つある所から選んで書く問題が、とても早かったね!先生、見ていて嬉しかったわ。よくできたね。」できない事よりも、できた事にフォーカスを当て、その部分を最大限褒めてくれる先生の優しさに、こちらの方が救われた気がしました。何が得意で何が苦手なのかを見極め、どう指導していくのが息子の為なのか、精いっぱい考えてくれる先生なのだと。
別れ際、「お支払いは現金でいいですか?」と聞くと、「はい、お願いします。PayPayじゃなくてごめんなさいね~。」と言われ二人で大爆笑。笑いのツボをしっかり押さえる、先生の人柄が好き。