今日は、とても天気が良かったので、スカートをひらひらさせながら、自転車でスタバに到着。すると、どこかで友達に似ているなと思う人が窓際に座っていたのですが、ただの勘違いだと思い、そのままレジへ。
サンドイッチとカフェラテを受け取り、いつもの席に座ろうとすると、「Sちゃん！」と思いっきり声をかけられ、本気でびっくりしました。やっぱり友達だったのだと、嬉しい再会でした。彼女は、以前書いた記事、『野球愛が強すぎる』に出てきてくれた３年連続同じクラスだった男の子ママ。私がライターとして活動をしていることは知ってくれているので、せっかくの機会だと思い、パソコンを開いてその記事を読んでもらうと、読みながら途中途中に感想を挟んでくれて、その可愛らしい姿に笑ってしまいました。
「Sちゃんのコート、素敵だなって思っていたから、私も話しかけたかったんだよ～。」ってコートかい！「野球チームの齋藤教授、分かる～。優しくて似てるよね！」やっぱり考えることは同じ。「本当に野球が好きなんだね。ここで記事を読ませてもらえて、こんな風に書いてくれて感激だよ。最近何か変わってきたと思っていたんだ。書くということ、すごく格好いいし、たまに見かけるとシャンとしているんだよ。読ませてもらってよく分かった。Sちゃんにとって、自分らしくいられる場所なんだね。」
ほわんとした雰囲気はそのままなのに、芯の部分をとても自然に見てくれようとする友達。記事だけ読んでもらったからサブタイトルは知らないのに、気付いてくれたね。そう、ここは私にとっても、読者の方達にとっても、“自分らしくいられる場所”。
大学時代、父が家を出てから少し経ち、マブダチK君とゲームセンターで遊んでいたら、たまたま父と遭遇し、「私のお父さん」となんとなく紹介し、軽くお互い挨拶。二人きりになるとK君が言ってくれました。「お前のような子を泣かせるような父親はろくでもないと思っていたけど、微笑んだ顔がやっぱりどことなく似ているな。お父さん、根はいい人だと思うよ。」
そんなことを言われた数日後、今度はK君と父がそのゲームセンターで偶然の再会。メダルを箱いっぱいに持っていたK君が、父に近づき、「僕、もう帰ります。」と言って、父の前に山盛りのメダルをさりげなく置いて行ったそう。その話を、ずいぶん経ってから父に聞き、笑ってしまいました。いかにも彼らしい。「K君がメダルをくれて驚いたよ。こちらが何かを言う前に帰ってしまったから、お礼を伝えておいて。」そう言われたので、後日、本人にお礼を言うと、「なんのことだ？」としらばっくれてしまいました。「もう帰るから、メダルはいらなかったんだよ。たまたまおじさんを見かけたから、もらってもらった。それだけのことだ。」
そのゲームセンターは、メダルを預かってくれるシステムもあり、K君は常連さんで、大切なメダルをなぜ父に渡してくれたのか、未だに不明です。それでも、なんとなく分かる。「お前のお父さん、いい人そうに見えたから。」そういうことが自然とできてしまう友達。そして父もそんな友達がいてくれて安心したはず。俺がいなくても、娘の周りにはちゃんと優しい人がいてくれる。
スタバで色々な話を楽しそうにしてくれた友達が、別れ際に言ってくれました。
子供同士の約束が無くても私が会いたい。こんな風になんでも話せる友達がいてくれて本当に嬉しいよ。ありがとう。