夕方は何色?

今日は幼稚園の半日保育。
昼前にはお迎えに行くので、マックの約束を半強制的にさせられて送り届けたのですが、変更したら暴動が起きるかな。アルファベットで真っ先に覚えたのは間違いなく“M”でした。
やっぱり、ハッピーセットって夢を乗せているのだと思います。幸せの組み合わせだしね。

以前、ドラえもんシリーズがおもちゃだった時、息子は迷うことなくどこでもドアを選んでいました。自宅に帰り、「このドアでどこに行きたいの?」と聞いてみたら「たこ焼き屋さん!」という返事。いつでも行けるわ!!と思ったのですが、大好きなたこ焼きがすぐに食べられるのが嬉しかったようです。私ならスイスかな~。ハイジに会いたい。

この間、キッズルームでLEGOのブロックで遊んでいたら、小学2年生の女の子が一緒に遊んでくれました。
三匹のこぶたのおうちを3つ作って、まだブロックが余っていたので小さいおうちを作り、「これはおおかみさんのおうち。」と言って、随分遠くに置いてきてしまいました。「なんでそんなに離れるの?」と聞くと、「だって、こぶたさんちに着く前に走って疲れたら、食べられないから。」
大人にはなかなかできない発想だなと、なんだか温かい気持ちに。

あの話は、楽をした二匹の兄さんこぶたを、優しい弟こぶたが苦労して作ったレンガの家に招き入れることに優しさを感じる話。息子は、それ以前に三匹ともオオカミから守ろうとしていたようです。挙句の果てに、ボクがオオカミをやっつけるよ!とまで言い出した。絵本に出てくるつもりか?!
こうだからこういう結末が待っている、子供の発想はそういったものを飛び越えて、もっと学び、もっと想像力を働かせ、誰かを守る強さも優しさも身に付けていくのかもしれませんね。

ママは自分で自分を守るから大丈夫。これから出会う、大切な誰かを守ってあげてね。

私がそういう気持ちでいても、「ママは女の子だから、男の子のボクが守るよ。男の子はね、強いんだよ!!」そう言って、寒い日に半袖短パンでいるのは止めようよ~。風邪を引いてお世話をするのは結局ママの役目なんだからっ。でも、そんな気持ち嬉しかったよ。

最近、日が短くなって2時にお迎えに行った後、少し園庭で遊んでから帰ると、昼間とは少し空の色が違って見えます。
自転車の後ろに乗った息子に、「夕方は何色?」と聞かれて、オレンジかな~と言ってみたものの、それは夕日の色で、夕方って何色なんだろうって聞き返してみたら、「青やオレンジ、黄色にも見えるね~。朝は白いお月さまが見えたよ。空って不思議だね~。」本当だね。
見え方も、感じ方も、人それぞれで、そんな何でもないことを、自転車に乗りながら話していたら、あと、何回乗せられるかなと思ったら、ちょっとだけ寂しくなりました。

大変な毎日なのに、過ぎ去ってみると、とてつもなく大切な時間だったんだと思う。
いつの日か夕方の空を見上げる度に、自転車での帰り道を思い出し、懐かしさで胸が熱くなる。