世界の料理は何が好き?

これは、男性と女性で意見が分かれるところだと思います。
私の好きな順番を大きく分けると、アジア料理、日本料理、イタリアン、アメリカン、中華の順番。

アジア料理は、フォーやナシゴレンなど酸味があり、ヘルシーな味付けが堪らない。
日本料理は、とにかく体に優しく見た目の美しさは世界一だと思っています。
イタリアン、毎晩夜食にパスタを食べられるぐらい、麺類の中では一番好き。
アメリカンフードは、大味だし豪快なのだけど、ハードロックカフェなどで食べると、テンションが上がってしまい、いつもよりガッツリ食べられてしまう不思議なパワーが入っているかも。
中華は、一番でしょ!と男性の方に言われてしまいそうですが、ラーメンとギョーザはあったら食べる程度で、その中でも好きなのは肉まんです。
中華街は、店内で食べるよりもテイクアウトで十分かな。はふはふしながら美味しいよ~。

今までで一番困ったことは、ホストファミリーがフィリピンからの移民の方達で、もちろん料理はその国のものだったことです。
初日に、胃が弱いから少量でいいし、肉はあまり食べられないと伝えておいたのですが、サービス精神旺盛なママはすっかり忘れていて、山ほどお皿に盛ってくれる上に、フィリピン料理が合わなくて苦戦しました。
アジア料理が好きなはずが、独特な味付けが受け付けなくて、頑張って食べても減らなくて、毎回残して謝って、ママの言ってくれるオーストラリアならではの言い回し「That’s O.K.(いいのよ!)」という言葉に救われていました。

でも、不思議なことに、だんだんと体が慣れてきたのか、ママが気を遣って味付けを変えてくれたのか、美味しいと思えるようになってきて、英語のリスニングと同じように食も慣れるってあるんだなあと、新鮮な気分になったことも。
そういえば、留学先で知り合った日本人の友達が、インドからの移民の家族にお世話になっていて、「毎日違う種類のカレーが出てきて最初は美味しかったんだけど、耐えられないから自炊をさせてもらうことにした!」と話してくれて、大爆笑。人によるのかな、毎日カレーだしね。

私のホストママは、日本通な方で、「やっぱり酢といえばミツカンよね~。」と楽しそうに話してくれたことが忘れられません。
サンドイッチを作りたいと言った時は、「マヨネーズ、キューピーじゃなくてごめんね~。」と言われてしまい・・・。なんでもいいですよ!!私より日本の食品にうるさいってどうよ。

現地で台湾の友達ができた時は、母国の味を食べさせたいと言ってくれて、台湾人が経営するお店に連れて行ってくれました。私が食べている姿を覗きこんで、写真まで撮ってくれた可愛い台湾人の女の子。違う国の友達に、自分の国の料理を美味しそうに食べてもらうことが、本当に嬉しかったみたいで、食の文化で繋がる気持ちもいいなって思わせてくれた、嬉しいディナーでした。

四季を感じる日本の料理は、季節も食材にも感謝しながら、優しく食べることにしよう。
これがきっと日本的で、日本人の穏やかな心。