昼と夜の心の変化

昼には強気でいるのに、夜になると急に寂しくなるのはなぜだろう。
暗いと落ち着いてしまうし、肌寒くなると、人恋しくなるのかな。

天気がいい昼間は弾けたくなるし、夜はゆっくりその時間を楽しみたくなります。

実家にいた頃、まだ小学生だった私は怖い夢を見て、姉のベッドに転がり込みました。「隣においで。」と半分開けてくれて、安心して爆睡。
「Sはいびきをかかないんだけど、スーピースーピー寝息が聞こえる。」とバシッと叩かれて。
笑いながら、二人で少し話してから眠ったのを覚えています。

姉が大阪の女子寮にいた時も、横浜の出張先のホテルにいた時も、ベッドに転がり込んで、なんだかほっと和みました。
家族の話をすると、うまくかみ合わなくなって、もどかしくて、すれ違うこともありとても悲しかった。それでも、隣で眠ると、何のわだかまりも溝もなくて、その時間も空間も大好きでした。

息子を寝かしつける時、夫が「早く寝ないと鬼さんが来ちゃうよ。パパも昔鬼が島に連れて行かれちゃったんだよ。」なんて話すものだから、深夜に夢に出てきて、本当に起きてしまって。
「鬼さんが出てきちゃった~。」と半べそをかいてリビングにやってきて・・・。パパ重罪。
また一緒にベッドルームに行って、そばでトントンしていたら、安心して眠ってくれました。
夜の怖さと、温もりの優しさ、その落差がなんだかいいですね。

今いるのは夜のカフェ。スタバで書いています。ほんのり寂しい気持ちでパソコンに向かっているのもなんだかいい。
家族や友達がいても、一人になって、その存在の大きさを痛感する、そんな夜もあっていい。

「一人で大丈夫。」そんな言葉を、私の周りにいてくれる人達はそのまま受け取らず、一人にさせてくれませんでした。その言葉の裏側を読み取ってくれた。
大丈夫なふりをしている、そうやってずっと気丈に振舞ってきたのはわかる、でもいつでもそばにいるから。
こんな夜はそんな言葉を沢山思い出します。

お日さまの光を沢山浴びた洗濯物を取り入れると、お日さまの匂いがします。実際はしないけど。
でも、エネルギーを感じて、取り入れる時は嬉しくなったり。
冬の木陰はとっても寒いけど、日に当たっていると、ほっとする瞬間も好き。

どっさり雪が降った日、寒くて出たくなかったのに、食料が無くて、近くの牛丼屋さんに寒さを堪えて買いに行きました。
夜だから暗いのに、雪の白さがとても綺麗だった。

暗い夜に白い雪、その時にしか味わえない美しさに、心が洗われる。