最近、また息子が風邪をひいてしまい、高熱を出し、深夜に咳き込んで吐いてしまいました。
「ママ~、おえって吐きたい。」と自分から言ってくれたので、近くにいた洗面所でなんとか間に合い、とても有難かったです。
今までは、ところ構わず吐いて家中の処理に苦戦して、結局自分も移っていたので、息子が伝えてくれた時は、ママを助けてくれる成長も感じて驚きました。
こんな苦しい時に、言葉を発してくれてありがとう。
翌日、いつも通っている小児科に連れて行き、穏和な男性小児科医に診てもらうことに。
症状を話し、息子を診察し、伝えてくれた言葉。
「ただの風邪ですね!基本的には自力で治しちゃってください。」
ははっ。39度を超える熱を出し、胃の中の物を全部吐いて苦しそうにしていた時は、変なウイルスでも拾ったのではないかと気が気じゃなかったのですが、こうやって先生に言われると、拍子抜けしてしまい、ちょっと冷静に自分を見つめてみると、心配性なお母さんだなと毎回思われているような気がして、恥ずかしくなりました。
1歳の時に息子が胃腸炎になった時は、私も気分が悪い中で小児科に行き、時間差で移るか聞いてみたら、「吐くだけ吐いちゃってください。」のひと言。
先生、あっさり言ってくれるなと思いながら帰宅。
案の定、自宅で散々な結果が待っていたのですが、先生の言葉に笑えてきて、不安な気持ちをいつも抱えているお母さんの心を軽くする大切な存在なのだと、改めて感じました。
ものの言い方一つで、相手の受け取り方が変わりますね。
吐くだけ吐いちゃいましたよ!!
私が中学1年生だった頃、よく分からない感染症にかかってしまい、夏休みの部活で調子を崩し、総合病院に入院することに。
まだぎりぎり小児科にお世話になると聞き、ぐったりしていたので周りが良く見えていなかったのですが、点滴を打ってもらい目が覚めると、4人部屋の3人は可愛らしいちびっこ達でした。
隣にいた3歳ぐらいの男の子は、いつもアヒルのオマルに座っていたような・・・。
担当の先生とはまた別に、若い男性研修医の方がとても優しく、回診が終わった後も一人残って、「調子はどう?」と気にかけてくれました。
どうやら、研修中に担当する数少ない患者が私だったようです。
症状とは別に、気分はどうか、落ち込んでいないか、誰もいない時にさりげなく聞きにきて、色々な話をしてそっと帰ってくれました。
先生なら、立派なお医者さんになれるよ。あの時の気持ち、今でも大切にしてくれていたらいいな。
患者だった自分が親になって、息子の病気で小児科に駆けつけるようになった時、安心させてくれる言葉にどれだけ助けられるのかを知りました。楽観的♪、こんなにもふわっと上がる。