ようやく、婦人科へ診察に行ってきました。非常勤の先生で、去年もお世話になったので、週一勤務でもそこに予約を入れたくて、遅くなってしまいましたが、安心感が全然違いますね。
健診結果を見て頂き、血液検査の値に問題があること、その他の違和感を話すとまず子宮筋腫を疑われ、すぐに超音波検査。丁寧に見て頂き、思っていたよりも何も問題がないことが分かり、とりあえずほっとして、これからのことについて相談。
今の症状を抑える為の薬の処方を勧められたのですが、漢方内科医である主治医にも相談したくて、とりあえず今回は見送ることにしました。酷い貧血であることは間違いないので、様子を見て再度受診することも優しく言われ、終了。
ご年配の穏和な男性医師。笑ってしまうぐらい時間がゆっくり流れて、話し方ひとつでここまで助けられた気持ちになるのねと、日々時間に追われていたことをなぜか反省。本当に良かった。
良くないけど、どこに向かえばいいのか明確になりました。道は明るいぞ。
一時退院をしていた母に息子を預けていたので、そのままスタバへ。いつもラップサンドしか食べないのに、やっぱり安心したら急に元気が出て、チョコスコーンまで注文。そしてラテの温かさが沁みる。美味しい。そんなことを実感していたら、ガラスの向こうに見慣れた二人組が。それは、優しく母の手を繋ぎリードしている息子と、嬉しそうにしている母の姿でした。私に気づかずお散歩をしているようだったので、そのまま見届けました。玄関を出ると、息子が必ず杖を母に渡し、手を握り、母の歩くペースでゆっくり歩いてくれるのだと、この間感激しながら話してくれて。私といる時は、手を振りほどいてどこかへ行ってしまうのに、母にはとびっきり優しいよう。
守られる人から、守れる人になる。こんなにも早く、こんなにも気づかない間に。
母が入院中に発覚した子宮の病気や貧血の疑い。なんでこのタイミングなのだろうと色々考えさせられました。もっとひと段落してからがよかった、また何かあるの?なんでいつもこうなる、と。でも、ある程度の結果が出て、方向性が見えて、冷静になってふと思う。もしかしたら神様のいたずらだったのかなと。
母は、私が優しくすると、ぐいぐい来てしまう人。前ほどではなくても、そういった部分はどうしても残っている。ずっと優等生の娘だった私は、まだどこかで気持ちに応えたいと思ってしまう所がありました。もう一度、負のスパイラルに陥る前に、かけてもらったブレーキ。
“あなたは、自分の体調が良くない。自分自身を大切にしてから、周りの心配ではないのか”そんな声が、どこからか聞こえてくるようでした。
睡眠不足も頭痛も、気のせいだと思えば何とかやり過ごすことができていた。でも、ここまではっきり血液検査の数値が悪いと形で見せられると、嫌でも立ち止まるし、自分と向き合うことに。息子を立派に育て上げる。その為にも、優先順位を間違えないように。
以前、マックのハッピーセットのおもちゃがペンギンのぬいぐるみで、息子は大喜び。玄関で待っていたくみちゃんに自己紹介。「初めまして。ショッピングモールから来たペンギンちゃんです。」「どうもどうも。○○君の友達のくみちゃんです。」そんなやりとりを暑い中二人でやっていたら、「そこでやらないとダメ?」と苦笑しながら言ってきた冷静な夫。
この生活を守るのも、私の大切な使命。