息子と何気なく盛り上がっていた土曜日の夜。二人とも学校の宿題から解放されるので一番テンションが高いのがこの時間かも。和室でガサゴソ何かを始めたと思っていたら、急にドアを閉めてしまい、「ママ、見ないでね!」と言われてしまいました。鶴の恩返しか!!ここは言っておかないと。その後、ノートと鉛筆を持ち出し、何やら書き始め、ドアの入り口に置いて見せてくれたのは『だい5こうきゅうりぞうと』。“第5高級リゾート”なのは分かったけど、第1から第4まではどこ行った?と心の中で突っ込みながら、高級リゾートなんて連れて行ったことないよと思いつつもドアを開けてみると、そこにはブロックやLEGOで作った豪華客船が停まっていて感激。どうやらくみちゃんが運転手だったらしく、皆がぎゅうぎゅう詰めで乗せられていました。「ママも乗っていいよ!」「壊れます!!でも上手にできたね~。」と盛り上がった夜。ポイントはプール付きだったこと。これが彼の中での高級感だったらしい。それにしてもいつそんなことを覚えたの?!
スーパーマリオ3にはまっていた子供時代。クリアすると別の世界へ行けたりするのですが、その中で『巨大の国』という場所がとても好きでした。全てのものがとにかくでかい。クリボーなども踏み応えがあってなかなかのものでした。そこだけさらに異空間ってわくわくします。
そして、かぼちゃが大好きだったテニス部の友達が、卒業文集で『かぼちゃ共和国に行きたい』と書いていて、大爆笑。本人に直撃してみると、「全てのものがかぼちゃだったら嬉しくない?」ということ。人によります!
自分が妊娠中、子供も左利きなのかな、そもそもどうして左利きになったりするのだろうという疑問が沸き起こり私なりに調べてみたことがありました。色々な諸説はあるようなのですが、その中で気になったのが、お腹の中にいた頃、右脳が活発化される事態が起きると左利きになったりするらしい。そして、思い当たることが一つだけあり、これはあくまでも想像上のことなのですが、堪らない気持ちになりました。
実家にいた頃、母の精神状態が落ち着き、ふと話してくれた時のこと。「Sがお腹の中にいた時、自転車に乗って転んでしまい、酷い出血をしてしまったことがあったの。慌てて産婦人科に行ったら、先生に障害のある子供が生まれるかもしれないと言われてね。家族の皆にも相談したら、産まない方がいいかもしれないと言われちゃってね。それでも、お母さんはどうしてもあなたを産みたくて産んだの。妊娠中不安で堪らなかった。でも生まれてきたら、本当に可愛い子で助産師さん達が列を作って抱きに来てくれたのよ。この子は、いつも人に囲まれて生きていくのだとそう思った。」その話を聞いた時、母の意志一つでこの世に生まれてきたということ、多分私はお腹の中でその話を聞いていて、この人を一生かけて守り抜こうと決めたのかもしれないなと思いました。
守り過ぎたところももちろんあるし、反省の材料なんて出したらきりがない。それでも、根底にあるのはいつもこの気持ちだったのだろうと、大きなお腹をさすりながら思いました。だから、私は左利き。母が自転車で転ばなかったら、もしかしたら右利きだったのかも。
そして、おそらく『左利き』というキーワードが、『野球』と同じぐらい検索でヒットしてくれています。母が言ってくれた周りにいつも人がいてくれるということ。さくら並木のそばにあるのが、『さくらdeカフェ』。そして、森の中にあるのが左利き仕様の『さくらdeカフェ別館』。そこは、皆さんの心の中にある優しい場所。くまやりすが運営しているかは、内緒。