車派?電車派?

この間の連休は、できるだけ混まなくて、自然が綺麗で、息子を遊ばせられるところを、夫が頑張って探してくれて、富士山二合目の子供向け遊園地へ行ってきました。
行きの車は私一人が後部座席で寝てしまい、助手席のチャイルドシートにいた息子が何度もチラ見。「ママ、また寝てるよ~。」とちゃっかり運転手のパパに報告しているのを聞こえないふりして、眠りの中へ。実際、本当に眠いのと、車酔い防止のためだから仕方がない、と開き直ってみる。

主治医に乗り物酔いが酷いことを話したら、車のエアコンからの埃に反応しているのではないかと言われたことがあり、その知識が役に立ったのか、エアコンを付けなければ酔わないという法則を自分の中で作り、見事にクリア。エアコンを付ける時にマスクをしたら、こちらも緩和されました。
絶対にこうだという原因はよく分からないけど、乗り物酔いは心理作用もあるのかなと、安心材料を日々模索中。

現地に着くと息子の相手が始まり、遊園地ってなんであんなにテンションが上がる?やっぱり子供にとってのパラダイスだから?なんて、思っている余裕もなく、ギアを上げないと。乗り物全般はパパにお願いをし、私は地上戦へ。迷路があったので、勇敢な息子は手を引っ張りどんどん出口を目指して進んでいきました。
地上なら大丈夫だと思っていたら、閉所恐怖症だった!図書館の一部の狭い空間も、細いビルの狭いエレベーターも全部苦手だったことを思いだし、早く出たいのに出口が見つからず。「ママ~、お外に出れたよ~。」のひと言で、ほっ。「楽しかったからもう一回行こ~。」絶対、嫌です!!

パパが待っているからとずりずり引っ張ってその場を離れ、男子二人はゴーカートへ。往復車なのに、現地でも車かい!って女子の私は思ってしまうのですが、オープンカーで遊ぶ感覚は堪らないんだろうな。最後の締めで、三人で観覧車。ずっと息子のリュックに入れていたくみちゃんとホワイトタイガーちゃんも出してあげて、ようやく五人家族。私の文庫と一緒で、持っていると安心のよう。

息子に兄弟がいないことを、彼はずっと気にしていました。幼稚園のお友達は皆いるのにどうしてボクにはいないの?と何度聞かれたことか。その度に産んであげられなくてごめんねと自分を責めてしまったことも。とても敏感な息子は、色々なことに気づいてしまう。そんな時、公共施設のスタッフの方が私の気持ちを察して伝えてくれました。「○○君は、パパとママの愛情を一人占めできていいですね!」と。こうやって、沢山の人達に支えられながら、子育てってしていくんだよね。同じように私も伝えられる人になりたいなと、富士山が見える観覧車に乗りながら思いました。

遊び疲れて自宅に帰ると、「パパはいつも会社に電車で行けて良いな~。」と息子。「満員電車だから全然嬉しくないよ~。」とパパ苦笑。
こどもの日のプレゼントは、LEGOの車シリーズ。プラレールよりも、トミカの方がどこでも走りやすくて面白いよ!と車派にしたのは、掃除機がかけやすいから、なんていつか暴露したら、本気で怒られるだろうな。

でも、世界のトヨタがある愛知県出身の私は、やっぱり車がいい。家族だけに見せる寝顔も、くだらない会話も、楽しい記憶もその空間に詰めて、一緒に運んでくれるから。