一滴の涙
岐阜の小学校にいた頃、母が月命日で住職さんがいらっしゃるということで、祖父の様子を見ることも含めて、月に一度一人で名古屋に帰っていました。その時、学校から帰宅すると急に気分が悪くなってしまい、姉が大慌て。自力で起き上がれない妹を心配し、父が帰るとすぐに夜間診療に連れて行ってもらうことに。そこで受けた...
-自分らしくいられる場所-
岐阜の小学校にいた頃、母が月命日で住職さんがいらっしゃるということで、祖父の様子を見ることも含めて、月に一度一人で名古屋に帰っていました。その時、学校から帰宅すると急に気分が悪くなってしまい、姉が大慌て。自力で起き上がれない妹を心配し、父が帰るとすぐに夜間診療に連れて行ってもらうことに。そこで受けた...
いつものように学校の途中までお迎えに行くと、息子がすごい勢いで走って伝えてきました。「今日、一緒に帰ってきたT君と公園で待ち合わせしたの。だから早く帰る!」それはそれは、結構なことで。慌てて二人で帰り、あっさりバイバイ。なんだかもう嵐が去って行ったかのような時間に笑ってしまい、のんびり夕飯準備をして...
中日の福留選手の引退試合、絶対見逃すものかと思っていたものの、慌ただしい日常の中でポンと抜け落ちてしまい、たまたまテレビを点けるとその試合がやっていて、そんなミラクルに感激してしまいました。息子を猛スピードで寝かしつけ、いつものハイタッチも3倍速。こういう時の聞き分けがいいことが本当に有難いなと思い...
夏休みのある日、『明日は何してる?』と母からメッセージが入り、何も予定がなかったのでそのまま伝えました。すると、思いがけない返信が。ヤクルト対横浜戦のチケットがあるから、明日二人で行く?というもので驚きました。少し前、花火大会が中止になり、がっかりしていた息子を知っていたので、なんだか嬉しくて、喜ん...
息子がプログラマーのMさんと野球観戦に行きたいと言い出し、喜んで彼がチケットの手配をしてくれて、いよいよ翌日に迫ってきたヤクルト対阪神戦。天気予報を見てみると夕方から雨の確率が高かった為、息子が張り切って5個のてるてるぼうずを作り、当日は見事に晴れました。いつものように応援グッズをリュックに詰め、早...
いつものように宿題を見た後、息子が凹みながら伝えてきました。「明日苦手な音楽があるんだよ~。だから、学校に行きたくない。あっ、でも理科が二時間連続だった。やっぱり行く~。」単純やな。音楽の重さよりも、理科二時間の気持ちの軽さが勝ったのね。「お母さんも図工の前の日はなんとなく憂鬱だったから分かるけど、...
息子を学校へ送り届けている朝、高校の前を通ると、グラウンドで野球部の男子君がトンボをかけながら、尾崎豊さんの『I LOVE YOU』を気持ちよさそうに歌っていて、思わずふふっと笑ってしまいました。それを近くにいた男子君に気づかれ、おいおい外に聞こえてるぞと何やら伝えると、ちょっと照れながら歌をやめる...
母から、息子が好きなヤクルト対DeNA戦のチケットをもらい、応援グッズを沢山リュックに詰め込んで、電車に乗りました。「ママと一緒に野球観るの、初めてだね!」そう言ってワクワクが抑えられないよう。私も、関東に来て初めての観戦が神宮球場になるとは思わず、喜びがふつふつと沸き上がってきました。せっかくなの...
息子が私と野球をやりたいと言い出し、近くの公園でカラーボールと柔らかいバットを持って本気の練習が待っていました。プニプニのボールなのでそんなに飛ばないかと思いきや、フルスイングをするので呆気なく飛んでき、ロングスカートを履いた状態で右往左往。「ちょっと~。取る方も大変だから交代する!」と言うと、おと...
すっかりお世話になった恩人の不動産の営業Mさん。一番最後に会ったのは、マンションのカギを取りに行った引っ越しの前日でした。判子を持参し、受け取りましたと書類に捺印しようとすると、台紙を敷いてくれました。すると、私の様子を見て「左利きだったの?!」と聞かれ、大盛り上がり。「そうなんです~。右手で押しや...