広がる世界
気持ちが流れるようにと願って出向いた、図書館の自習室。この雰囲気が好きで席に落ち着くと、斜め前に座ったのは、坊主頭の学生さんでした。もうね、野球部にしか見えない。こんがり焼けているし、主将をやっていそうな貫禄もあり、ちょっとテンションが上がってしまいました。来て良かった。 まだ梅雨が真只中の時...
-自分らしくいられる場所-
気持ちが流れるようにと願って出向いた、図書館の自習室。この雰囲気が好きで席に落ち着くと、斜め前に座ったのは、坊主頭の学生さんでした。もうね、野球部にしか見えない。こんがり焼けているし、主将をやっていそうな貫禄もあり、ちょっとテンションが上がってしまいました。来て良かった。 まだ梅雨が真只中の時...
自分のことを一人称で“お母さん”と呼んでいるのに、相変わらず“ママ”と息子が呼んでくるので、こちらから再度言ってみました。「ねえ、そろそろお母さんって言おうよ。」「だったら、かあちゃん。」と思いっきり昭和に戻ったかのような呼ばれ方をしてしまい二人で大爆笑。日記にはお母さんと書いてくれるのに、実際呼ぼ...
今年度も家庭訪問はなく、その代わりに個人面談へ行ってきました。ショートカットの似合う女の先生とご挨拶。学校が通常通りに行われ、行事も中止になることなく開かれる日常に、前よりも感謝の気持ちがこみ上げてきました。目の前にある当たり前が、小さな明かりにも感じられる今日この頃。そんな感慨にふけっていると、斜...
2年生の年度末は、予定されていた参観日がコロナの影響で中止に。術後の私の状態を心配し、母が代わりに行く気満々だったので、本気でがっかりしていて笑ってしまいました。「S、無理しなくていいのよ。お母さん一日予定を空けておくから!」断りづらいじゃないか!そんなことをわいわいやっていた後、無くなったことが分...
ようやくシェアオフィスでラガーマンTさんと会うことができたので、トップリーグの試合観戦の報告。「本当に悔しい負け方だったんです~。」「そうですね。惜しかったですね。」彼もまたずっと何らかの形で試合観戦していることは分かっていたので、ぎりぎりのところで負けてしまったことを一緒に悔しがってくれました。「...
朝、いつも通りにシェアオフィスの駐輪場へ行くと、声をかけてくれたのは不動産関係のHさんでした。外で会えたのでいい機会だと思い、勇気を出して聞いてみました。「私が全然来られていなかった期間中に、Tさん(ラガーマン)とサイトを閲覧してこちらの状況を知ってくれたって聞いていたんです。」「そうなんですよ~。...
私の天敵、治療薬の副作用により、すっかり眠れなくなってしまったここ最近。入院中にお世話になった母にお礼も兼ねて、夫と息子と4人で遊園地へ行くことに。とりあえず朝一で起きたものの、ほとんど眠れていない私と行ってもつまらないだろうと思い、後から電車とバスで追いかけると言って、3人で車に乗って行ってもらい...
退院後1か月は自転車にも乗れず、重たいものもダメと言われて、大人しく自宅でカタカタやっていたものの、さすがに限界だと思い、頭をフル回転させ、思いついた一つの作戦。なんだ、自転車のかごにパソコンを乗せて、歩いてスタバに行けばいいんだ。そして、早めにやっつけパスタを食べ、気持ちのいい晴れた空の中を歩いて...
姉からの連絡を受け、手術を乗り切れるという自信をもらった後、執刀医が様子を見に来てくれました。「どう、気分は?」「なかなか眠れませんでした~。」「ははっ。結構そういう人いるから。」と言って貫禄のある笑顔と雰囲気で和ませてくれました。僕に任せなさい、そんな器が透けて見えるようで、救われた朝。この手術は...
少し前、シェアオフィスのラガーマンTさんに帰り際ようやくお会いすることができ、受付で私の顔を見た瞬間、「負けてしまいました~。」と悔しそうに伝えてくれました。その一瞬がね、もうどうしようもなく堪らなくて。受付で毅然と、どんな言葉をかけたらいいのだろう。 花園にTさんがコーチとして向かう前、伝え...