仲間がいる

自宅にいたくみちゃんが相変わらず汚れが酷く、前日の夜から息子を説得し、明日はお洗濯するよと約束をして就寝。翌朝、握りしめながら洗濯機の前にやってきて、「くみちゃん、これからぐるぐるされちゃうけど頑張ってね。寂しくないようにホワイトタイガーちゃんとゴマちゃんも連れてきたよ!」と、3匹を投入しお別れ。「すぐに会えるんだから寂しくないってば!」と私。「え~、みんなとプールに入った方が楽しいよ~。」洗濯機、プールだったのね!仲間思いのところは、多分一生このまま。お友達を大切にするんだよ。寂しい時は、手を差し伸べてあげて。

そして、私も大切にしている大学時代の仲間。歴史学科の中で、誰よりも落ち着いて、明らかに年上の方だと思い、話すきっかけがあった時に聞いた彼の年齢は8歳も上でした。一度、就職をしたのだけど、お父さんを亡くし、そのことがきっかけでお兄さんに実は教員になりたかった夢を話したそう。すると、学費は俺が出すから、大学に行って来いと言われ、頑張ることにしたという話を聞いて、泣きそうになりました。私の周りには苦労人が多い。私が引き寄せるのか、集まってきてくれるのか。

教職課程を頑張り、プラスアルファで取れる司書教諭の単位を一緒に取らないかと誘ってくれました。その頃にはもうへとへとで、司書や司書教諭の資格は、社会人になってからチャンスを狙うよと断り、彼の真っ直ぐな姿勢があまりにも大きく見えて。はっきりとした目標がある人は、何かが違う。その道を進むことに躊躇が無い。そんな後ろ姿を忘れないでいよう。
その友達は、誰よりも勉強し、高倍率を経て、愛知県内の中学校に採用。本当に嬉しかった。亡くなったお父さんのこと、学費を出し続けてくれたお兄さんのこと、一目置いていた友人達、沢山の感謝が、彼を通して伝わってきました。

社会人になり、友達は中学校教員へ、私は塾の講師へ。一年目に飲みに誘われ、久しぶりの合流。名古屋駅近くで飲みながら、嬉しいことを言ってくれて。「Sちゃんはなぜ教壇に立たない?僕は、君が一番教員に向いていると思っているよ。」「教育実習先の恩師に、向きすぎていて向いていないって言われちゃったの。」と話すと、ビールを噴き出す寸前までいって大爆笑。「本当にいい指導教官に出会ったんだね。当たっているよ。Sちゃん、繊細過ぎるんだよ。そのままだとやられちゃうよ。でも、他の人には持っていないものを持っていると思っている。だから、心の片隅に入れておいて。君のような子と、一緒に学べて本当に良かった。」
いいな、学生時代。こんなにも青春を共に過ごせていたし、こんなにも分かり合えていた。

司書教諭のことはずっと頭にあり、大学の通信教育で学べる日が来た時、その友達にメールで報告。『ようやく司書教諭の資格を取ることにしたよ。』その後返信が。『その資格、正直言って取ってもあまり意味がないよ。でも、頑張るなら応援するから、頑張って。』
多分彼は忘れているだろう。大学四年の時に、この資格を一緒に取ろうと誘ってくれた時のことを。私はずっと覚えていたよ。すごく頑張っていた友達に誘われたということは、認められたということ。この子は、一緒にやり遂げてくれるだろうと思ってくれた証拠。

だから、いつか絶対取得したいと思っていた大切な資格。孤独な勉強だったけど、後ろで仲間を感じていたから頑張れたもの。
ここで生かされているよ。だから、もう意味があると伝えたい。