5年目突入してた

率直な感想をタイトルにしている場合ではないのですが、慌ただしい日常の中で意地でも崩れるものかと思っていたら、5年目に入っていました。そうそう、4年前の7月1日にインターネットという世界で言葉を発信してから、色んなことがあって今に至っています。皆さんの何気ないサプリメント(付録)にしてくれてありがとう。北海道から沖縄まで、全国から来てくださるそんな毎日に私の方がパワーをもらっています。皆さんの今が、心穏やかでありますように。

この間は月に一度通っている婦人科へ。ドアを開けた途端、「調子どう?」と穏和に聞かれ、相変わらず左の下腹部が痛いですとにこやかに訴えると、笑いながら言われてしまいました。「あれだけ酷かったからね。でも、手術前の痛みと比べたらまだいいと思うんだよ。今の薬でどれだけ癒着が落ち着いてくれるか様子を見ているから。」「・・・はい。頑張ります。」しょぼん。ということは、落ち着いてくれなかったら、一年後も継続?退院問診の時に言われた、薬ではなく、注射の治療に切り替えるという選択肢もあるのかな。そっちの方が、副作用がきついことを思い出し長期戦を覚悟しました。頭のてっぺんまで響くような痛みを我慢していた入院前、それを先生は知ってくれているのですっかり“忍耐強い人”というハンコを押されてしまっている訳で。初めての診察の時、MRIの画像を見せられ、手術しか手段がないことが分かったので、だったら最短でお願いしますと懇願しました。すると、先生の予定は近いうちに一つだけ空いていたものの、手術室が空いているか分からないと言われ、その場でPHSを使い、連絡してもらいました。もう、神様仏様状態。あの時程時間が長く感じられた時はなかったかも。「○○さん、その日手術室も空いているって。良かったね。」拝んでおいて良かった、先生ありがとう。そして、無事に手術を終え、退院問診。「MRIで十分酷いのは分かっていたんだけど、やっぱり開けても酷かった!」“やっぱり北島強かった!”というアテネオリンピックのアナウンスがなぜか頭を過り、先生の率直な感想に一緒に笑ってしまいました。その時のこと、忘れちゃいけないな。
そんなこんなで本気で考え、息子が夏休みの間は、月曜日金曜日公開の週2日でいくことに決めました。今の状態で無理をして結果的に休載になってしまうよりも、長いスパンで見て回数は減っても確実にここにいたいなと。ということで、6週間水曜日休みにして、9月から通常営業に戻ろうと思っているので、ふらっと来て頂けたら嬉しいです。

数年前、母がいきものがかりのコンサートに行きたいと言い出し、チケットを手配し、車で送迎しました。屋外のコンサートでその日は生憎の土砂降り。それでも、迎えに行くとレインコートを着て上気した母の姿があり、私も一緒にその場にいられたようで胸がいっぱいになりました。「聖恵ちゃん、本当に可愛かったわ~。」親戚のおばちゃんか!と突っ込みたくなった帰り道。ギターの山下穂尊さんが脱退されることを知り、色んな気持ちが駆け巡りました。『いつだって僕らは』(作詞作曲:山下穂尊)、この曲を聴くといつも3人の夢を見せてもらっているようで、何度元気をもらったことか。ストリートライブをやっている時から描いた夢、その真っ直ぐな気持ちをメロディに乗せ届けてくれたこの曲が大好きでした。そして、小学生の時、山下さんと一緒に“生き物係”だった水野良樹さんのTwitterに胸が熱くなって。『あいつと友達に戻れることに、どこかホッとしています。俺ら、信じられない景色を見れたよなー。すっげー楽しかったなー。』(Twitterより一部抜粋)、なんだかここにメンバーにしか分からない沢山の想いが詰まっているんだろうなと思うと、堪らない気持ちになりました。選んだそれぞれの道を、本気で応援しています。幼なじみっていいな。
一緒に見る景色。仲良しのKちゃんに、このサイトを始める前、ドトールで聞いてもらいました。「私ね、書いてみようと思うんだ。」司書ではなくライターへ。その選択を、心から喜んでくれました。先入観ではなく、目の前にいる私といつも向き合ってくれた彼女。「私、Sさんが選んだ道、応援してる!」自分のささやかな夢に乗っかってくれる人がいた。ちょっとずつ、本当にちょっとずつ広がるこの状態を、どんな思いで見てくれているのだろう。読むと温かい気持ちになるんだ。泣いちゃったよ。出てくる人達に親近感が湧くよ。一番目の読者でいてくれた友達の言葉があまりにも優しくて。一緒に夢を見よう。支えてくれる人達とこの先何年も同じ景色を見る為に。

去年の秋、玄関のドアを開けると、どんぐりがいっぱい落ちていて、一瞬ごんぎつねかと思いました。そんな訳ないよね、やったのは一人しかいないと思い息子に聞いてみると、「ボク知らな~い。」というとぼけた返事が。怒らないから理由を教えてとやんわり誘導すると、「家に持ち込むとママに怒られると思って、慌てて置いたの。」なるほどなるほど。野球のユニフォームを手洗いした時は、ズボンのポケットから石を発見。「どうして石が入っているの?」「綺麗だったから練習中に拾ったの。」・・・。さあ、夏休みはどんなことが待っているのやら。回数が減っても、ここに来てくださる沢山の方達を思っています。いい夏をお過ごしください。