アクセスを見ていると、来て頂いている地域が少し変わりました。転勤、お引っ越し、その他諸々お疲れ様です。そして、息子も3年生。書き出した当初は、まだ年中だったなと、そんな私達親子を温かく見守ってくださっている沢山の読者さんに今日も感謝の気持ちを乗せて、何を届けよう。
進級した3年生の始業式の日、嬉しそうに息子が帰宅しました。野球チームでも一緒のお友達とまた合流になり、そして初恋の女の子も同じクラスだったから。以前本人をいじってみると、「ボク、○○ちゃんには好きって伝えない。」と言ったので、なんで?と聞いてみました。「だって、話しづらくなるのやだから。」もっともなご意見で。今のままでいて、自分に自信がついたら伝えてみるのはどう?格好良さって、内面を磨くことなんだって気づくことができたら、勇気を出せるかも。そして、仲良しのKちゃんの娘ちゃんとも一年ぶりに同じクラス。親同士が喜んでしまい、嬉しい新年度の始まりでした。「今日ね、席が近くなった○○君とお友達になったの。今までは別のクラスだったんだ。」去年、休校明けに思うように友達ができず、なんとなくしょげて帰ってきていた姿を見ていただけに、息子の何とも言えない心の成長を感じました。そして、担任になってくれたのは若い女の先生。たまたま都合が悪くなり、代わりに来てくれたのは2年生の時の担任の先生だったと嬉しそうに話してくれました。ご縁が途切れないこと、こんな時代だからこそ大切にしたい想いです。さあ、私はどう絡みに行こうか。
最近、気になりだした母の物忘れの多さ。本人も自覚があり、父と話す機会があったので伝えておきました。「お母さんね、最近物忘れが酷くて私も心配しているから、一緒に住んでいるお父さんが気を付けてあげてね。火の元とかしっかり見てあげて。」そう言うと、「おう。」という相変わらずの薄いリアクションだったのですが、父なりに理解し、母の目の前で伝えることに意味があったような気がしました。姉に口うるさく言われていた言葉があって。「絶対にこれ以上両親の間に入っちゃだめ。Sがいるから成り立つような夫婦なら、それはもう夫婦じゃないんだよ。二人の為にも放っておくのがいい。それで壊れたならそれだけの関係だったんだから。」姉の気持ちも十分わかった上で、今回は少し状況が違う気がして娘なりに伝えられることをと思い、動きました。二人で助け合うこと、その姿を見せてくれたらいいなと心のどこかで願いながら。
「もう、お父さんね、Rと私が電車でお出かけするって分かったら、朝から喜んでお風呂掃除していて、パチンコに出かける気満々だったの。鬼のいぬ間にってやつじゃない?」と笑ってくれました。父の言動に一喜一憂していた昔の母はどこへやら。「お母さん、自分一人でも幸せって言える人って格好いいなって思うんだよ。娘がいなきゃだめ、孫だけが私の生きがいとかじゃなくて、一人で出かけて綺麗な景色を見たり、お友達を作って楽しんだり、そんなお母さんの姿を見て、お父さんもお姉ちゃんも、お母さんは強くなったなって感じると思うんだ。最近のお母さんは、そういったところを沢山見せてくれているよ。外から固めるよりも、内側から溢れるもの。お母さん、すっきりしたいい表情をしているよ。」率直に感じたことを伝えると、とても喜んでくれた母。マンションに息子と遊びに行くと、同じ階の50代の女性に会い、声をかけてくれました。「もしかして○○さんの娘さん?」「はい、母がお世話になっております。」「いえいえ、こちらの方がお世話になりっぱなしで。気さくでとってもいい方なんです。」「話し出すと止まらなくなる人で。」そう言うと一緒に笑ってくれました。母が、築いた人間関係。父が実家を出て、祖父の介護で疲れ、この世の終わりみたいに俯き、ずっと落ち込んでいた人はもういない。
その日の母は、息子と二人で再度小田原城へ。旅行の時、特急電車のおもちゃを買うために、もう一度戻ったため、ライトアップの小田原城を諦めていたよう。それでも、どうしても息子に見せたかったらしく、リベンジしてくれました。シェアオフィスでパソコンに向かっていると、写真が来るわ来るわ。色とりどりにライトアップされた写真をご丁寧に全色送ってくれて笑ってしまいました。こちらのことはいいから、現地で楽しみましょうよ。そして、散々二人で笑い転げながら自宅まで送ってくれました。なんだか今、優しい気持ちでいっぱい、そう思いながらお別れ。
次の日は、久しぶりの野球チームへ。こっそり見学に行き、背番号で息子を探しました。ちょうど、守備からバッターボックスへ向かうところ。幼稚園の時、スモックを着ているとどこにいるのかさっぱり分からなかったので、大きなくまのワッペンを背中に付け、それを頼りに探していた園庭の中。なぜか息子の背番号を探していたら急にそんな時の事が蘇り、泣きそうになりました。バッターボックスに立ち、スイングが前よりも良くなっていて、それでも空振り三振!思わず笑ってしまい、自分も立ち止まっている場合じゃないなと思いながら、その場を去りました。「ただいま~!今日スライディングの練習をしたから、砂だらけなんだよ~。」「あ~!!大変!」「ママさっき来ていたでしょ。見えたよ。」「気づいていたのね!」「あの後、センターフライだったんだよ。」「バットに当たったんだ!」と二人でワイワイ。沢山見つかるこぼれそうなキラキラ。もらっているのは、私の方なのかもしれない。枯れないように、沢山の花を咲かせられたらいいな。