顎関節症がきっかけで、歯医者さんから整形外科を勧められ、そこでリハビリをさせてもらっていたここ数か月。担当の理学療法士さんが、自宅での環境を整えることも重要だとアドバイスをくれたので実践してみることに。骨盤を安定させる椅子を購入し、パソコンの高さも目線にまで上げ、ついでにテレビ台の高さも上げると、前よりも楽になったのが分かりました。知らず知らずの間に、相当な負荷が首にかかっていた模様。その後、整形外科へ行き、改善されたので次回で一旦終了させてもらうことは可能かと、男性の理学療法士さんに伝えると意外な返事が。「環境を変えたら良くなったんですね!だったら、リハビリの後に診察を受けてもらって、今日で終了でも大丈夫ですよ!」少しずつ間隔を空けて終了とか、そういったことを想定していたので、拍子抜けしてしまいました。本人が大丈夫と思ったタイミングを、重視してくれているんだろうなと。「それでは、今日一旦終了でお願いします。」そう伝えると、この先一人になってまたぶり返さないように、自宅でできるストレッチを何パターンも教えてもらい、優しさも一緒に受け取りました。早期の卒業を応援してくれてありがとう、そんな気持ちでお礼を言ってお別れ。そして、30代の女医さんに状況を伝えると、「一旦終了して、また悪化したらいらしてくださいね~。」と安心を渡してもらい、心地よくその場を後にしました。背筋を伸ばし、気持ちよく空を見上げた日。灼熱だけど、すがすがしいな。
それから、ゆっくり思考を巡らせたくてスタバに寄りました。母のことでカウンセリングを受けた10年近く前、臨床心理士の先生もあっさり卒業を伝えてきたなと。7回目で終わることを言われたということは、きっと6回目にこちらの様子をじっくり見て、先生の中でもう決めていたのだろうと。『初日から思っていたんですけど、頭の中である程度整理してから来てくれていますよね。そうやって生きてこられてたのか、ちゃんとしている、僕の前でも言葉を選んでいる気がするんですよ。でもね、回数を重ねるうちに負の感情も正直に出してくれるようになりましたね。自分のために生きようと思った、もうその一歩を進み始めたのではないかと。これまでのことを否定するのではなく、肯定した上で次のステージへ。いいと思いますよ。ここでお別れです。一緒に頂上に登るよりも、途中からあなた一人で登ってください。惜しい所にいる、迷いながらも辿り着いた時、どんな景色が広がっているでしょうね。そんな未来が見えるので、僕の役目は今日で終わりです。良い旅を。』実際に言葉にしてくれたものと行間を読んだものを思い出すと、こういった気持ちだったのだろうと。この人は、一人でぽつんと取り残された気には絶対にならない、光の射す方へ多少の傷を負っても歩く。先生が届けてくれた信頼は、この場所に繋がっています。
新年度になり、和室の端に塊で何気なく置いてあった息子の大量のプリントが気になっていたものの、忙しくてそのまま放っておきました。ようやく最近になり、少し見てみるとプロフィールのような紹介文を発見し、好きな音楽の欄には『六三四』の文字が。ADAM atさんのことだろうとすぐにピンときて。それは、プロ野球ファンの方なら一度は聴いたことがある、NHKプロ野球テーマ曲を演奏されているアーティストの方だと。連日のように、野球観戦で盛り上がり、最後にダイジェストで試合の様子をこの曲と共に締めくくってくれるその余韻が好きで、息子もまたそんな日常を思い出と共に綴じていってくれているのだと思いました。未来で挫けそうになる時、この曲が頭の中でふと流れるんだろうね。気が付けば、テスト前には9教科を教える日常が待っていて。これ何だっけ?と思いながら教科書を一緒に読み、懐かしいなと自分の中学時代も走り出す毎日。次の授業参観は数学の可能性が高く、自信のない彼は嫌がるだろうと思い、行くのはやめました。どうやったら息子は輝けるだろう、どんなアドバイスを送れば周りの目を気にすることなく自分の道を歩き出してくれるだろう。気が付くとこちらの思考はいつもぐるぐるしていて、そして、気持ちを切り替えることにして。別居に踏み切った時、伝えてくれました。「ボク、引っ越しを経験したことがなかったから経験してみたかった。」と。小学3年生の男の子に言わせる言葉じゃないなと、その時は反省しきりだったのだけど、改めて思いました。離婚することになってしまってごめんね、でもあなたとの穏やかな生活は守り抜くよというこちらの想いに気づいてくれていたからこそ、伝えてくれた心だったのだろうと。その優しさは、強さだ。ここ一番の時に、息子が持っている信念なのだと思いました。これからも自分なりの正しさを探していくよ、そんなメッセージが裏側にはあったのかも。高校、大学、社会人、結婚観、そんな未来予想図の用紙も出てきました。がんばれ!母親としての役割は、あとどれぐらいだろう。この間、2者面談に行くと終わりがけに、クラスの女の子がすみませ~んと言って教室に入ってきました。「水筒を忘れちゃって。」と照れ臭そうに伝えてくれて。「ノックしたの?」と穏やかに聞く先生。すると、女の子が自分の机にトントンとノックをするので、笑ってしまいました。「大丈夫だよ~。」と言うと、一緒に笑ってくれて。中学生いいね!青春が体いっぱいに詰まってる。卒業式まで、どんな経験が親子で得られるだろうか。明日は台風の影響で、休校らしい。そんな日まで楽しむことにして。音と、光と、汗の匂い、この3年間も沢山のストーリーで溢れますように。